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送られてくる文 ページ14

少し冷え始める季節







女中頭「美鈴、手紙が送られてるわよ」
『ありがとうございます』










手紙を書けば、返事を返してくれる










『まだ全部読めてないのにね……』









椅子に座って、皆の手紙を読んでいた









『……後宮も大変ね。呪霊とかの被害を受けてるような
ことは書いてないね』


?「何を読んでんだよ」








後ろから声がして、振り返ると…学校帰りの五条が覗いていた








『お帰りなさいませ。手紙を貰って読んでたところです』
五条「全部漢字ばっか……なんて書いてんだ?」


『んー…全部読むの面倒臭いし、1部を抜粋で読むけど…
「そちらでは冷える時期でしょうか?」
「毒の報告ありがとう!いつか試してみたい」
「お土産話楽しみにしてるね!」
「お元気ですか?」とか書かれてるのよ』


五条「ふーん」







五条は隣に座って、手紙を何枚か手に持った







五条「……差出人の名前は?」
『猫猫…壬氏、高順、玉葉、梨花、里樹、阿多…からですね』

五条「……へぇー」








段々反応が薄くなり、黙々と文を読んでいると









『…な、なんですか』
五条「……なんもねぇーよ」











機嫌が少し悪い五条はムスッとしていた











『嫉妬ですか?』
五条「っ?!ち、チゲェーよ!!」

『ふーん…………っん?あっ…………』








手紙の中に何かが入っており
取り出してみたら








『鬼灯の葉だ……!!』









口に入れようとした五条が直ぐ様止めた







五条「おい、鬼灯って毒だっただろ」
『確かに毒はあるけど、猛毒じゃないので』


五条「この狂人が」
『別に良いんじゃん。耐性あるんだから』









その時…いい加減にしろ、と言わんばかりの
煩い口を塞ぐように、唇に口付けをされた







五条「毒は毒だ。俺らに心配させるようなことは
するな」

『……ふーん?口吻なんてしちゃうんだ』









美鈴には逆効果だった
五条の首元に手を回し、ギュッと寄り








『幾らで私を買ってくれるのかしら?』









甘い声の誘惑で惑わした








五条「ちょ…」
『……ふふっ、なんてね。故郷でのジョークだよ』









美鈴の暇つぶしは五条悟を誂うこと←










『でも、残念ね。ファーストキスを奪えなくて』
五条「っは?」


『そんな顔しなくてもよくない…?


齢14の妃に奪われたのでね……事故でしたが』

買い物だけで→←復活するまで(夢主Side



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(プロフ) - 最高でした。ありがとうございます。 (2月27日 19時) (レス) @page46 id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:柚木葵 | 作成日時:2023年12月17日 23時

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