lady forty-one ページ41
ん？
どこや… ここ…｡
村上｢ん？｣
横山｢あ、起きた。｣
安田｢信ちゃん?! 大丈夫?｣
ズラリと見慣れた顔が俺の周りを囲んでる。
あぁ… 倒れたんか俺｡
渋谷｢アホｯ！ せやから言うたやんか｡｣
村上｢すばる?｣
渋谷｢まぁ、熱や｡ 風邪や気づかんほど仕事してんのってお前だけやで。｣
熱…。
なんや…それっきりか｡
村上｢熱くらいどうってことせぇへん。今からでも仕事…ｯ！｣
ベットから降りようとした俺を
止め出すメンバー達｡
丸山｢信ちゃんっ！！！｣
横山｢ヒナｯ！ あかんて！｣
かっるい、熱やて。
普通休まへんよ。
錦戸｢村上君 倒れたんやからちょっと安静にしとき｡ ｣
安田｢お医者さんもそう言うててん｡｣
無理やり寝かされる｡
大倉｢村上君 何もそんな頑張ろうとせぇへんでええねんよ？
せめてなぁ… 俺らの前くらいは許してよ｡｣
どういうこと？
大倉｢遠慮なく休んでよ。
俺らじゃあ頼りないと思うねんけど心開いてくれてるやん？｣
錦戸｢うん。… 村上君さ、しっかりせな。とか責任感？って言うの？
そういうん無駄に抱えようとせんでもええと思う｡｣
村上｢… ｡ ｣
丸山｢信ちゃん、ごめんな… やっぱり、｣
村上｢まる。 ちゃうねん… お前は悪ないよ、何も。｣
丸山｢うん… ｣
村上｢寝とく。寝とくから、今日だけ入院やろ？｣
横山｢…まぁ｡｣
村上｢せやから、各自戻ってええで？｣
心配そうなメンバーがぞろぞろ出ていく中、
すばるが残ってた｡
渋谷｢Aには、言うといた｡｣
村上｢あぁ… すまん。｣
渋谷｢待ってんで？あいつ。｣
せやろな。
ちゃーーーんと、待ってるんやと思う。
渋谷｢マル 責任感じとるみたいやけど？｣
村上｢でもな、ほんまにAは関係ないと思うねん。｣
マルにも言うた｡
Aとどうなったとか。
その時は喜んでくれたんやけど
きっと今… 俺のせいで って思い込んでる｡
渋谷｢… まぁ｡ それはどうでもええんやけど。｣
村上｢なんやそれ 笑 ｣
渋谷｢だって、ほんま関係ないんやって分かるわ。全部こなしてるやん？仕事｡｣
まぁそらな、
仕事やからな。
渋谷｢元気になって良かったわ。はよ帰ってやれよ？｣
そう言うとすばるは笑って出ていった。
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2017年7月8日 14時
