LADY 《紫》 (ページ28)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:97,767 hit

lady twenty-eight ページ28

村上｢ふわぁ… ｣

錦戸｢わっ、でけぇ口｣

大倉｢村上君お眠？｣

俺の欠伸一つで口々に言い出す｡

大倉｢なぁなぁそんなに忙しい事づくしで爆発せぇへん？｣

錦戸｢あー… あぁもう！的な？｣

大倉｢そうそう！俺やったらちょっとしんどくてふらっと逃げ出したくなる｣

村上｢それわがままって言うんや。｣

錦戸｢ヘタレやん。大倉笑｣

ほんまそうや…
ずっとこいつはふらっふらっとしとんねん。

大倉｢やーでも、働きすぎもねぇ…｣

錦戸｢休みあんの？｣

村上｢それなりに笑｣

嘘や｡

休みなんてほぼないで。

毎日忙しくまわってる｡

それに最近の貴重なほんの少しの休みは

Aで埋められたからな…

村上｢休みはないねんけど、休めるようにはしとる｡｣

錦戸｢えっ？どゆことなん？｣

村上｢深い意味はないから知らんでええ笑｣

錦戸｢はぁ？｣

大倉｢村上君ってさぁ… 彼女とかつくらんの？｣

錦戸｢アホちゃう？そんな作る暇ないやろ、｣

ほんっとに余計なことしかいわんよな大倉って｡

そんで亮の言うとること一理あるねんな。

村上｢あのな…ちょっとええか？｣

錦戸｢え？｣

大倉｢ん?!?!?! なになにｯ?! ｣

ちょっとノリノリの2人にこんなこと言うんは勇気が言ったで。

村上｢女がな、もうどえらい美人で、いろんな男と関係持っとるってどう思う？｣

大倉｢最低やん｡｣

ズバッと当たり前のこというのぉ。
やっぱそうやよな…

村上｢や、でもな、、それがな、… ｣

錦戸｢… それが… 好きな女やったら？って言いたいん？｣

村上｢え、そｯ、…｣

ハッキリと言われて思わず言葉が詰まる｡

大倉｢えぇぇっ?!?!?!?! 村上君好きな子いんの?!｣

案の定、鬱陶しく大倉が詰め寄ってきた…

村上｢や、ちゃうねん。例えばｯ！例えば言うてんねん！｣

錦戸｢んなモン、嫉妬で狂ってそれどころちゃうやろ。｣

…はぁ、…言われてみれば確かに｡

大倉｢やめろ。って言う。｣

……それもそれで確か、に。

大倉｢言わへんのって、そんな女に惚れたって認めたないのと同じやん。｣

錦戸｢それ、強制的やな笑自分の気持ちに対して｣

大倉｢実際悩んでるから事実やん｡｣

ちらっと見られ、

村上｢や、ちゃうから。｣

もうひと押し言っといた｡

ほんまにな？

ちゃうねんで？