lady twenty-one ページ21
村上｢あ…｣
家に帰ったのは
昨日よりちょっと早めの深夜｡
珍しく
Aがおらん。
連絡先ぐらい
教えとくべきやったな…
やっとか… やっと帰った｡
今日の仕事で
また新しい男捕まえてんねやろな…
これで もう…
きっちりと
仕事だけに集中できる｡
たった数日の疲れ…
それだけで
眠れると思った｡
すぐベットに流れるように倒れても…
眠くもなんともならん。
1日…
たった1日で俺のこと 不安定にしよって｡
アホかあいつ。
村上｢ちー、こっち来てくれや？｣
呼んだら 嬉しそうに寄ってきてベットに飛び乗る チー｡
無理矢理にでも寝よ。
目ぇ閉じてればきっとすぐ朝や。
軽くチーを包み込んで
何も考えないようにした｡
＿＿＿＿
＿
横山｢ここのパートの音なんやけどもう少し変えることって可能か？｣
渋谷｢あ、俺も思った 笑
もうちょい高めがええと思わへん？
な？ヒナ。｣
村上｢ … ｣
横山｢ヒナ… ？｣
渋谷｢おいｯ… ｣
ドンｯ てどつかれて
我に返る｡
村上｢あ、 すまん、 ｣
横山｢… なぁ ヒナ 疲れとるんか？｣
ヨコの心配そうな表情が胸に刺さる｡
すばるはこっち見もせぇへんけど
渋谷｢休んでてええで？笑 ｣
その詩を書いた紙を見つめながら
俺を気遣う｡
村上｢いや、大丈夫や笑｣
2人にも迷惑はかけられん…
じぃと見つめてくるすばる｡
村上｢な、何や？｣
渋谷｢マルが言うてたんやけど…｣
ギクッ＿
マル… ｡ 絶ッ対いいことやない。
渋谷｢お前にしか相談できへん事ずっとしてて
ヒナ疲れてない？って心配してたで？｣
… なんか、それはそれで意味深すぎん？
渋谷｢ 何で村上だけに相談すんねんな。アイツ。｣
… すばるのそれは嫉妬か？
イヤ でも、よかった｡
村上｢別に疲れとらん｡｣
横山｢マル？ 女絡みとかあるんちゃうか？｣
よ、ヨコｯ…
何でお前そういう時だけずっとカンがええねん。
渋谷｢は？｣
横山｢あ、なんかマルが言うててん｡ ヒナに連絡先教えるか教えへんかとか。｣
渋谷｢なんやよう分からんけどしょーもな…｣
…ほんまにしょうもない。
村上｢ヨコ、それ言うてたんいつなん？｣
可能なら… まだマルは連絡先持っとる？
横山｢んー先週? かなぁ… ？｣
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2017年7月8日 14時
