lady seventeen ページ17
Aちゃんが居侯し始めて3日経つ｡
流石に3日も仕事休むわけにはアカンからちゃんと夜から出ていくんやけど、
ちゃっかり帰ってくんねん｡
何も危機感もなしに｡
美人な佇まいをプンプンさして
もちろん、帰り道で俺とばったり会うことあるし、
俺がはよ帰ってきて
すれ違いに向こうが出る時もあった。
村上｢いつになったら出てってくれんの？｣
深夜3時｡
この子によると
いつもより断然帰りは早いらしい。
いつもは家に帰るのは
男とシ て 翌日の昼になるんやって｡
｢村上さんが 帰れ って一言も言わないからいるんですけど 笑｣
……
お前な、 そういうのは普通気ぃ使うで？
他人の家やで？
そんな3日も居候出来んもんちゃうやろ？
村上｢じゃあ帰れ言うたら帰るんか？｣
｢連絡先教えてくれたら帰ります♪｣
…めんどくさい。
呆れて ベッドに寝っ転がる｡
村上｢ほな、寝るわ。｣
｢ちょっとちょっと！！ 何寝てんですか！｣
ダダダッ と音を立てながら走り寄ってきて
ぺちぺち ほっぺを叩かれる…
いや何やお前…
もう深夜ぞ？
眠いねんて…
｢… そんなに嫌がんなくてもいいじゃないですか。｣
村上｢疲れてんねん。｣
口にせんと伝わらんやっちゃなこいつには…
｢… … … のに。｣
村上｢あ？｣
｢あ、いえ、なんでもないです！｣
ふふっと笑った彼女は
｢じゃあソファー借りますね。｣
なんかすんなり戻っていった｡
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2017年7月8日 14時
