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渋谷「あぁっ！！あかんｯ！それはそっちちゃう！」
「もうっ！ならどこなのよ！ ったく汚いじゃない。この部屋。」
あれから一年｡
すばるは残りの高校生活真面目に過ごして
今では実家から離れて一人暮らしをしてる｡
そこから大学に通い 帰りにバイトもして …
忙しい日々を送ってるみたい。
でもやっとお互い休みができて
数回目のすばるのお家｡
お土産持ってくる度
散らかってる部屋に呆れる。
渋谷「片付ける時間がないんやアホ。」
「休日にするべきでしょ！」
渋谷「その休日をお前と会う時間にしとるやんか！」
噛み付くように言われ頬が緩む。
嬉しすぎる。
渋谷「こんなん忙しすぎるのも嫌や おもてたけどな…」
ん？
渋谷「Aに会えるんやったらいくらでも頑張れるわ。この日のためだけに…」
ん？
さっきからポケット漁ってどうしたの？
渋谷「ほれ。これ」
やっと差し出された手のひらには
渋谷「合鍵。」
「え？」
渋谷「食わしてくために頑張ったんやから。やっとこの日が来た。」
「いいの？」
それってすばるの家に住んでもいいって事だよね？
負担かかるのに、…
渋谷「ええよ。せやから渡してるやん 笑」
ニコぉっと笑う顔は
変わらず可愛すぎると思う。
渋谷「部屋の掃除でも頼むわ。」
「あたしだって 大学あるのにっ！」
渋谷「休みの日 一緒にしよか。」
照れくさそうに笑ってくれた。
「無理だけはしないでね｡」
渋谷「せーへん。 」
「… すばる好き。」
渋谷「知っとる。」
…もう
ほんとに冷たい人なんだから｡
簡単に好きって言ってくれないあたしの彼氏は
不器用な人で
渋谷「A｡」
ぎゅうっと後ろから抱きしめられた。
たまらなく愛情表現が可愛い人です。
好きなのは…
あの頃から
ずっと
渋谷君 です。
END
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2017年1月9日 22時
