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「へー 転入生｡」
村上「興味ないか？ 」
「信ちゃんもないでしょ？美人 転入生らしいけど」
村上「ないな。 」
そんな会話をしてたら
また悲鳴が聞こえる。
あぁ 聞き慣れない｡
付き合ってからは聞きなくもない｡
すばる君が女の子に囲まれて歩いてる姿なんて
でも見えちゃうんだもん。
今日も見えた｡
「え … 何 あの子｡」
村上「どの子？ 笑 」
すばる君の隣を当たり前に歩いてて
普通に隣を歩かせてるすばる君がいて
その子の隣には大倉君もいて
なんていうんだろう
すばる君をものすごく遠い存在に引き戻された気がする｡
あの3人の存在感はすごくて
2人の間を堂々と歩いてる彼女は誰？
村上「 え！ あぁ… ｡ 」
なんか信ちゃんはうなだれてるし。
「何 信ちゃん ｡ あの子に惚れたの？」
村上「そないやなくて… 」
苦笑い気味の信ちゃん｡
村上「 はぁ… ほんまか… あいつ。」
ボソッと言ったのを聞き逃さなかった。
何？
あいつ って…
信ちゃんは知ってるの？
「ねぇ、信ちゃん｡ あの子のこと知ってるの？」
村上「あぁ あいつは…「あっ！ヒナちゃん！」
信ちゃんの返事は
彼女の声によって消された
ヒナちゃん？って言った？
当たり前に抱きつき…
村上「うぁｯ! お前 … 」
垣原「ヒナちゃんもますます男らしくなったのね ！」
この筋肉なんのために鍛えてんのよ｡ って ほんとに違和感もなく
信ちゃんがこんなふうに笑うって… 何 ｡
村上「サッカーやっとるからやねん。鍛えなあかんわ」
いつもあたしが抱きついたらはぐらかすくせに…
どうしてかな。
この子の前だと
見たことない信ちゃんがいる｡
大倉「ヒナちゃんも 美人さんと知り合いやったんね笑」
渋谷「幼馴染みやかんな 笑 」
幼馴染み…
渋谷「A 紹介遅れたわ｡ こいつ転入してきたんやけど」
垣原「あ、ごめんなさい騒ぎまくって… 垣原由夜って言います！」
そう微笑んだこの子は
とても綺麗だった
そして叶わないくらい
性格良いじゃん…
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2017年1月9日 22時
