28 渋谷side ページ28
家に帰ったら、
いつものように夕飯作ってるAがおる。
渋谷「Aｯ! 」
なんか構いたくなった。
料理中やから怒るんやと思うけどくっついてたい…
ぎゅうて後ろから抱きつけば
温かいAの体温｡
「あの… //」
いつもより弱々しい声｡
渋谷「ん？なん？」
ちらっと顔を覗いて見たら
バッと瞬時でそらされた。
え？
あ。
俺のＳ心が動く
真っ赤な顔したA｡
慣れない関係に意識してんねやろ｡
渋谷「Aちゃん｡照れとんの？」
「違います！！」
渋谷「俺 構ってちゃんなんのに…」
耳朶をちゅうっと吸い込む。
「ｯ… いやっ。 」
おもろ。
こいつの初々しい反応が…
可愛いすぎて…
もっといじめたくなる。
渋谷「んな顔すなて笑」
「邪魔しないでよ！」
渋谷「不細工になっとんで。」
「うるさい！」
怒鳴られたら大人しく逃げるだけ。
「ご飯食べたらお風呂もう入れてるから入ってていいからね。」
渋谷「一緒入らんの？」
俺としては普通のことで言うたことなのに…
「なっ！？ //// 」
渋谷「お。」
ほんまになぁ…いちいち可愛い。
「一緒に入るわけないでしょ！」
冷たく言い放つ｡
渋谷「そない冷たくせんでもええやんか ｡」
「あたしにとっては…」
ん？
「すばる君は初めての彼氏だから。ちゃんと好きになった人だから。」
たまにな…
いつも素直じゃないやつが…
こんなふうに
急に真剣な顔して
まっすぐ見てきて
自分の気持ち言うなんてな、
どれほど嬉しいことかわからんやろ？
渋谷「ならもっと甘えろ。」
彼氏って…
言うてくれたことが｡
どれほど嬉しいことか…
渋谷「お兄ちゃんちゃうねんで？」
「知ってる。」
渋谷「ならよし。」
そんで…
「すばる君、やっぱり好きだよ。」
不意打ちに好きなんて言うから、
渋谷「ふ。生意気｡」
ますます離せんくて｡
渋谷「俺も好きや…」
相当ハマってしもた。
＿＿＿＿
テスト期間の為 更新遅めです｡
把握お願いします｡
そして今更ですが、沢山のお気に入り有難うございます｡
こんなノロノロ更新ですが、良ければ最後までお付き合いお願いします！
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2017年1月9日 22時
