好きなのは … ｡《赤》 (ページ27)

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27 渋谷side ページ27

Aに置いてかれて1人登校｡

やっと俺のもんになったのに。

実感ないわ…

大倉「すばるくぅーん♪」

渋谷「おん。はよ。」

大倉「…え？… 機嫌良すぎやない？」

ケタケタ笑い出す｡
そんなんもうイラつかへん。

…なんてっ。俺そんな単純なんか！

渋谷「もう手ぇ出すなや。」

大倉「え？誰に？」

わかっとるくせに…

大倉「上手くいったんやね♪よかったよかった笑」

大倉…ほんまにぶち殺したろ思ったけどな｡

あのデートの次の日｡

渋谷『大倉！今すぐあいつと別れろ！！！』

大倉『へ？』

渋谷『人ん家の前で俺の許可もなしにチューすな！！！』

空き教室に連れてって怒鳴り込んだ｡

クククって馬鹿にして笑い始めるから余計腹たって…

大倉『俺チューしてへんて笑』

渋谷『はぁ?!?! 』

大倉『Aちゃんが今更俺のこと好きになったらなったでおもろいけどさ』

大倉『そーゆーん全くないで？あん時はたまたま耳朶に触れてただけや。』

渋谷『なっ… / ほんなら… 』

大倉『ピアス開けへんの？ってそんな話してた途中なんよ笑』

何も言えんくて
口をぱくぱくする。

大倉『まぁ大切がどーとかって話したけど､あれAちゃんのことちゃうし笑』

俺の本命別におるもんってニコニコ｡

って｡

渋谷「ん。絶対手ぇ出すな！」

大倉「わーかったから。やけど…どうすんの？親には」

渋谷「…んなん隠れて付き合うに決まっとるやん｡」

…全く考えてなかった｡

俺たち2人は兄妹で｡

渋谷「今週末には…あいつも渋谷や。」

大倉「…あかんですやん。」

渋谷「学校では如月を使い続けるらしいけど｡色々ややこしなるし。」

オトンたちにこの関係を隠して付き合うしか｡｡

俺は覚悟があるんやから

Aを受け入れた。