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錦戸「あ？元カレ？」
「うん。めんどくさい。」
錦戸「なめとんな。そいつ。俺がおんのにA狙うとか。」
そんな言葉に
きゅん…
ってくるはずねぇわ。
隣でそんな事言ってるけど
あたしの方ちっとも見てないよね？
「あ、うん…だから困ってんだけど…」
錦戸「嫌だって言っときゃええやろ。」
…相変わらず素っ気ないなぁ。
元カレに危険な意味で迫られてるって話してんのに、何それ。
呑気に昼飯食いやがって…
それにあたしはそんな言えないの。
確かに嫌だよ。
亮くん以外の相手とか考えられないもん。
「ハッキリ言えない自分が嫌になる…」
錦戸「言えんの？」
おっ！聞いてくれた。
「うん」
錦戸「…まぁ会わんかったらそれでええから適当にはぐらかしたら？」
優しい顔で
そんな事言ってる。
心配すらしてないよね？
もう…
いいよ。
だったら…
「ねぇ…帰る。」
錦戸「は？？？おいっ！ちょっ待って！」
立ち上がったあたしに慌てる亮くん。
錦戸「何なの?!俺なんかした？帰るって…さっき来たばっかやん」
「はぁ…」
分からないの？…恋愛経験豊富なんでしょ。
それくらい分かってよ。
錦戸「ごめん。俺がなんかしたからAを不機嫌にさせたんやろ？」
何か…をわかってほしいんですが…
錦戸「帰らんといて？俺もっと一緒におりたい。」
だきしめられたら
もうあたしだって帰れなくなる。
好きだもん。
亮くんが大好き。
ずるいよ。
こういう時だけ
いっぱい優しくして甘くなっちゃって…
テクだ…。
分かってる。
嘘なの？って…
思ってしまう。
でも嘘じゃないって思いたくて…
「好き？」
錦戸「ん、好き。」
何度も聞き返してしまう。
亮くんは女の子を落とすテクを知ってる。
亮くんは
それ以上に
あたしを離れなくさせるテクを知ってる。
分かってるけど…
バカみたいにあなたが好きです。
錦戸「A…俺から離れんといて。」
亮くんが悲しそうに呟いてた声すら今のあたしには聞こえなかった。
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∞亮ちゃんlove∞ - 更新頑張ってください！！応援してます！！ (2016年8月11日 19時) (
レス) id: 9fc321ba20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2016年2月10日 22時
