最後のｵﾝﾅにして。〝yellow〟 (ページ11)

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横山｢A！ちょい来て！｣

部活中、横山先輩によばれた。

｢ん？｣

横山｢どっくんに…何もされてへんよな？｣

何もされて…ない。

うん、何も…

｢どうかしました？｣

横山｢や、まだ早いやんか！そういうんは…/ それに、俺 Aの恋愛相談受けてたからさ、…知っとるから…｣

横山先輩が気まずそうに…

横山｢辛かったんよな。前の恋愛｡｣

｢ん、。心配してくれてるんですね？大丈夫ですよ。｣

相変わらず凄い優しい｡

ほんと中学から変わらないなぁ、この人は。

恋愛相談のこと覚えててくれたんだ。

忠義のこと。

｢だからあたしの事じゃなくて、先輩も彼女しっかりゲットしちゃってくださいよ！｣

横山｢や、バスケに専念すっからしばらく恋愛はええかな｣

どんだけバスケ好き。

横山先輩モテるのに勿体ないなぁほんと｡

｢先輩勿体ないですよ。もう。バスケ頑張りましょ！｣

先輩の前から離れてく時、

先輩が呟いてた言葉なんてあたしに聞こえるはずも無くて…

横山｢好きな人には適わん相手がおるから…恋愛できへんねん。｣

勇気を出すまではまだかかる。

亮君はそれをちゃんと待ってくれてる。

何度もしつこいけど無理やりしようとはしないし…

にしても亮君は早すぎる｡

中学でしたとか…

元カノ何人いたか知らないけど｡

亮君はあの時…『初めての彼女と２年半続いて、そんで初めてもその子や。』

って…

たった1人の元カノさんのことだけを話してくれた。

喧嘩別れしたらしいけど流石に未練は無いらしい…

でもどうもこれはモヤモヤする。