オモチャ "green" (ページ47)

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ﾎﾝﾄﾉｺﾄページ47

冷たい目をしてた。

大倉「もう行こぅや。今夜も荒れるからな？」

女「やぁーん、もう変態なんだから。」

ねぇ、

大倉｡

待って、｡

止めたいのに

笑いながら2人は

なんで、…同じとこに行くの？

大倉『Aｯ… 』

あんな風に呼んでくれたのは
嘘だって思えなかったのに｡

目の前で

あたし達が通ってたあのホテルに入って行った。

「大倉？」

嘘だって思いたかった。

わかってたけど

笑って祝福してくれたじゃん。

あんなに優しい笑顔向けてくれたじゃん。

大倉『ホンマにありがとな。』

思い出した。

あれが最後だったのかもしれない。

最高の笑顔を向けてくれた時

その前には寂しげだったのに｡

「… 大倉｡」

何なんだろう。
こんなに涙が出るのは。

＿＿＿＿

家に帰りついたら

渋谷「Aッ！遅いわボケェ！心配で、心配で。」

心配してくれてたすばるの怒鳴り声が

愛おしくて…

でも気づいてしまって

涙また止まらなくなった。

渋谷「A？」

すばる｡

ごめんね。

こんなに愛してくれてる人がいるのに。

あたしはあなたを愛すことできないと気づいた。

ほんとは…

ずっと前から大倉に惹かれてた｡

大倉『玩具やから好きなんて本気にして言わへんし。』

その言葉を
好きになってしまって聞くのが怖くて｡

逃げてた。

なんで、彼の寂しさにあたしは気づかなかったんだろう。

あんなにあたしを寂しくないようにしてくれたのに。

笑わしてくれたのに。

あたしは…

大倉が彼女を振ったって言ったあの日。

自分だけしか笑えてなかった。

最低だあたし。

そりぁ嫌われちゃうよね

嫌んなるよねこんな年上の女。

しかもメンバーの元カノって知ったんだもんね。

知らないままがよかった。

あの夜に出会わなければよかった。

そしたら

あたしずっと1人でいられたのに。

すばるだけを想って。

あなたと出会って

あなたに惹かれて

もう一度すばると付き合えて

こんなに感謝した日はないってくらい嬉しかった。

でも

それは違った。

本気の恋はもう別にいた。

あなたに嫌われて… やっと気づいた。

「すばる… あのね。話があるの｡」