ｽﾃｰｼﾞ ページ40
渋谷side
横山「すばるｯ！ 」
ヨコが焦った顔でよってきた。
渋谷「なんなん！お前次そっちから出るんちゃうやん！」
横山「その次､お前が出るとこ、Aちゃんおるで。」
は？
ｽﾀｯﾌ「横山さん！そっちじゃないです！急いでください！」
横山「あ、はい！ほなな！」
渋谷「あ！ヨコっ！」
引き止められへんくらいの速さで行ってもうた｡
ｽﾀｯﾌ「渋谷さん！スタンバイお願いしますっ！」
渋谷「あ。」
心の準備もないまま､
ステージに出た瞬間｡
「「「きゃーーー！」」」
歓声がある中…
ただ1人｡
目が合った｡
そのほんの少しの時間､
俺らの空気だけが止まった気がして。
Aや。
ホンマにAがおった。
あんなにステージから探し続けてて
やっと､､
来てくれた。
来てくれた は おかしいか…
不意に目をそらされた
そして彼女は別の方を見る。
あぁ… 大倉か。
大倉がチケット渡したなら
来るのは当たり前やな
A 俺を見て。
前はあんなにずっと俺の方見ててくれたやんか
ぎこちなくて緊張してまうのも
Aが心配そうに席から見つめててん知ったら
不思議と頑張れた。
その存在を失ったけど
また戻ってきた。
＿＿＿＿
村上「は？大倉が彼女にチケットやるんて… 初めてちゃうか？ 」
ヒナの一言聞いて俺も思った。
大倉「それほど大事な子ってことやで。まぁ見つけ次第 手振ってやって。」
嬉しそうに笑う
大倉は､
本気や。
同棲までしてた高校からの付き合いの彼女を手放すほど｡
ただの遊びだと思い込んでたんのに
Aの口から
お互い本気だ。 って聞いたって
大倉から彼女の話相談される度に
ホンマにまだAは誰のモンでもない｡
泣きついてくるのを待ってた｡
連絡先すら知らんけど
もう一度どこかで会えるんちゃうかな？
変な期待抱いて
気づいたら遅くて
大倉『手放すな言われたから…手放さんよ俺。』
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Tarn - 完結おめでとうございます！ 楽しく見させていただきました★ 次の作品も楽しみにしてます(o^^o) (2017年1月8日 9時) (
レス) id: 01b5050dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2016年11月13日 23時
