ｼﾗﾅｲｺﾄ ページ20
渋谷「何…って… 」
「… 嘘なんかじゃあないよ。」
… ?!
「本気だよ… お互い｡」
さっき見せた一瞬の冷たい目が嘘みたいで
優しい顔してた
そんな顔すんねや。
ひどいこと言われようが
そんな優しい顔できるのが
大倉のおかげやと
わかってまうほうが
それが余計痛くて
「そか。」
俺からでる言葉はそれきり。
Aの口からはっきり告げられた。
そして今度こそ
じゃあね。って俺の手を払う
それでも名残惜しくて
渋谷「お前､待っとけ言われたやろ？」
「すばる と この部屋にいる方が色々不自然でしょ。
忠義くんのとこ行くから。 」
渋谷「ッ… 」
すぐに出ていった
あっという間すぎて
動かれへんくて
もう引き止められんのかな？
あの後ろ姿…
たまらなく愛おしい｡
今になって何でこんなにあいつが好きなん？
大倉は お前の他に女がいる
本気の彼女がおる
Aのこと 遊びに決まっとるのに
あんなAのはっきりした口調で言われたら
傷つけることできへん
そんな事実伝えられるわけない
実際伝えたとしても
俺が惨めになるだけやねん
結局は
"「どーせ…あなたも遊びだったくせに」"
突き放した言葉
きっとお前ならそう言う
会わへんかった
会えへんかった
この数年で
こんなに想っとったのに
いつの間にかAのことが知らへんことでいっぱいやった
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Tarn - 完結おめでとうございます！ 楽しく見させていただきました★ 次の作品も楽しみにしてます(o^^o) (2017年1月8日 9時) (
レス) id: 01b5050dd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りりん∞
| 作成日時：2016年11月13日 23時
