いわゆる幼馴染ってやつ《黄》 (ページ4)

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04. ページ4

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大倉｢なぁもうお昼休みやけど亮ちゃん戻ってこんで？｣

｢なぁあんた亮ちゃん亮ちゃんうるさい｣

なんなん、さっきから亮ちゃん亮ちゃん、

亮ちゃんどこいった？
亮ちゃんはー？って

授業の合間の休憩の度にめんどくさい

大倉｢や、A、普通の可愛い女の子はな、ここで不安になるんやで？｣

｢不安？なんで？｣

大倉｢私の亮ちゃん、告白されてなんで戻ってこないの?! やましい事があるの?!って｣

｢…あ、ほんとおねぇだね大倉って｣

体をくねくねさせちゃって

もう気持ち悪くて呆れちゃうよAちゃんは

大倉｢ちゃう！！ふざけるなA!! ｣

｢ふざけてんの大倉でしょ｣

大倉｢俺らみたいな王道ラブストーリーの展開なんてしみじみ味わう必要ないんやて｣

｢すまん、ラブストーリーって寒いこと言わないでくれない？｣

そういえば君たち2人は付き合う経緯まで王道ラブストーリー的だったっけな？

絶対違う気がする～笑

大倉｢何わろてんねん｣

｢澪～… 食べよーお昼｣

ウザイ大倉シカトして澪を呼んだ

大倉｢俺亮ちゃんとこ行ってくる｣

｢うん、よろしくあやつの子守｣

ニコニコして大倉を見送った
と同時に
澪があたしの前の席に座り振り返ってお弁当開き始めた

澪｢錦戸は？｣

｢大倉が子守しに行った｣

澪｢戻ってないんだよね？2限目から｣

｢アイツ単位大丈夫かね？｣

澪｢あんたよりは大丈夫だよ｣

しれっとあたしの頭の悪さ馬鹿にしたなｯ?!

澪｢そんな心配よりもっと違うこと心配しないの？｣

｢あぁ…大倉が言ってたやつねやましい事がありそうだって?? ｣

亮ちゃんは女嫌いだよ？

そんなやましいことなんて心配するほどでもないし

そもそもなんであたしが心配しなきゃならないの？

てゆうか、その告白で女嫌い克服されたのならおめでたい話じゃない！

澪｢初めてじゃん。錦戸が告白されて戻ってこないだなんて｣

｢いよいよか｣

とうとうおめでたい話が来たのか！

澪｢うんいよいよなんだね｣

｢亮ちゃん帰ってきたらお祝いだね～♪｣

澪｢え？なんでそーなんの？｣

｢あ、澪たんの唐揚げ亮ちゃんにあげるね♡｣

開かれたお弁当から唐揚げ1つとって

澪｢A…｣

｢ん? ふふふ～♪｣

澪ちゃんがあまりにも綺麗に微笑むから
ありがとうって笑った