来世で憧れの警察官になったのはいいんだが...【男主】

12話 ページ13

ﾊﾞｼﾝｯ!!!



「一本！」



ゾロゾロと柔道着を着ている警察学校生が1つの柔道場に集まっている。



今日は最初の訓練をする日で
教官相手と柔道で勝負するという内容だった。


ABCDチームに分かれて、Aチームに俺は割り振られた
所々に赤と白の旗を持った審判らしき人がおり、その旗は大体が教官側を示す赤を上げている。

教官ってすげぇんだなぁ…、と特にそれ以上考えることも無く目の前で同僚が投げられていく姿を見ていると


「あ、松田が言ってたやつだ」


『ん…？』


後ろを向くとまさかの萩原さんですありがとうございますめっちゃ推しです


「あ、俺萩原 研二」


『あ、あぁ、俺はk「清谷 A…だろ？」待ってなんで知ってるんだ』


いや陣平が言ったんだろうけど


萩「ま、とにかくAもAチーム？」


『まぁなー…あれだろ、Aチームの教官って結構ガタイいいんだろ』


萩「まぁねー…逆に、警察官の教官でひょろひょろのヤツいたら地面叩いて笑うと思うわ」


『いうねーw』




研二と二人で女子トークならぬ男子トークしてたら大きな声で「次！清谷 A!!!!!!!!」と言われ、結構話してるの楽しかったのに…と思っていると研二がほらほらと言って背中を押してきたので素直に教官の所に行く



「よし、俺から一本を取れ、遠慮入らない」



よし、教官地雷踏みましたわ、全力でやったら多分教官一瞬でノックアウトだよ
警察学校初日で噂とかされたくないよ


「よしこい!!!!!!!!」


教官は、完璧なフォームを構えた
俺もすぐに構えて隊長を見る




ﾊﾞｼﾝｯ!!!





鋭い音とともに巨体が地面に叩きつけられて
一人はすぐに柔道着をサッと直し受け身をとっている人物を引っ張って立たせる



『ありがとうございました』



「……見事」



礼をして研二の所に戻る
すごい質問攻めされたけど

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