惚 れ た ら 負 け 。((緑))

No.25 ページ25

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草「 小笠原せんせー 」




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… 草川くんだ




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うわぁ 、頭悪いのバレる

しかも小笠原先生に用があるみたいだし …




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福「 あ 、たくちゃーんっ ！ 」




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草「 … げ 、福田 、」




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… え ？




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… あ 、あの草川くんが … 心底嫌そうな顔をしている ！！




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す 、すごい … あんな顔初めて見た …

福田くん何したんだ ？！




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福「 あー ！ 何その顔〜 」


草「 … 察しろ 」


小「 おいおい 、一応ここ職員室だから静かに 」


福「 たくちゃんもしかして部活の途中だった ？ 」


草「 まあな 」


小「 話を聞け 」




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… この学校の職員室では毎日こんな会話が繰り広げられているのだろうか




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ああそれにしても草川くんのこんな顔が新鮮すぎて

福田くんはそれに気付いてないのか気にしてないか




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草川くんは部活だったのか 、サッカー部のユニフォームを着ている

そして 、少し汗もかいているようだった




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小「 それで 、どうした草川 」


草「 部室の鍵ください 」


小「 俺も忘れてたけど 、今頃かよ 笑 」


草「 俺も今日当番なの忘れてた 」




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… 草川くんは部活時も相変わらずなんですかね




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草川くんは小笠原先生から鍵を受け取ると 、私の方を見た




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草「 Aはどうしたの ？ 」


「 あ … 補習 、です 」


草「 ふーん … 」




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草川くんは机の上にある英語のテストをチラリと見る

そしてまた何事もなかったかのように視線を逸らした




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福「 僕には聞かないの ？ 」


草「 興味ねーしどうせ補習だろ 」


福「 せーかーい ！ 」




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… 福田くんはこんな扱いでいいの ？




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小「 … お前ら 、用が済んだらもう帰れ 」




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小笠原先生のそのひとことで 、私たちは職員室を後にした




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