検索窓
今日:10 hit、昨日:5 hit、合計:72,318 hit

No.24 ページ24

.




.




.




「 失礼します 」


福「 失礼しまーす 」




.




小「 お 、」




.




.




小笠原先生は私たちに気付くと 、小さく手招きをした




.




私たちはそれに従って小笠原先生の方へ向かう




.




.




小「 わからないところあった ? 」


福「 はい 、こことここがー 」




.




.




福田くんがそう言うと小笠原先生はペンを出してテスト用紙に書き込んだ




.




.




小「 あー 、そこはこの前やったところで … このbeが … 」




.




.




… 正直英語は得意じゃないけど 、小笠原先生の説明はすごくわかりやすいと思う

実際に 、少しだけ英語の成績が伸びた気がする




.




… って言っても4点なんですけど 、

前はどんだけ悪かったんだ 、って話だわな




.




.




福「 あー 、そういえば ! 思い出した 、思い出したー ! 」


小「 ほんとかよ 、笑 神崎は ? 」


「 … あ 、わかりました ! 」




.




.




… だけど 、ここのところをやった記憶がない




.




でも福田くんはやったみたいだし …

なんでだろう … まあわかったからいいんだけど




.




.




小「 … あ 、そういえばこのとき神崎休みだったよな ! 」


福「 … そういえば僕もAちゃんいなかった気がする ! 」


「 んー 、多分 … ? 」




.




.




… でもそう考えたら 、覚えてないことも説明がつく




.




.




小「 わかんねーのかよ 、笑 」




.




.




小笠原先生は笑いながら名簿を確認し
“ やっぱり ” と囁いた




.




.




小「 じゃあ福田 、神崎にそのときのノートみせてあげて 」


福「 … ノート 、持ってたっけ ? 」


小「 いやそれは俺に聞かれても困るよ ? 笑 」




.




.




小笠原先生は笑いながらも 、テスト用紙を差し出す




.




小「 まあもう遅いし明日でもいいから 、よろしく 」




.




福「 はーい 」




.




.




福田くんのどこまでもゆるく笑顔全開な受け答えのすぐ後に 、




.




.




.




『 失礼しまーす 』




.




.




.




と 、最近になって聴き慣れてきた声が職員室に入ってきた




.




.




.

No.25→←No.23



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (108 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
489人がお気に入り
設定タグ:超特急 , 草川拓弥 , タクヤ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みみみ!(プロフ) - かなにこちゃんまんさん» コメントありがとうございます!そう言っていただけると頑張れます(; ;)嬉しいです!これからもよろしくお願いします (2017年6月22日 22時) (レス) id: c32580068a (このIDを非表示/違反報告)
かなにこちゃんまん - おもしろいです。更新頑張ってください!たのしみです (2017年6月22日 22時) (レス) id: b774a5ac38 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みみみ! | 作成日時:2017年6月20日 16時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。