惚 れ た ら 負 け 。((緑))

No.22 ページ22

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小「 … じゃ 、今日はこれで終わりなー 」




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小笠原先生のその言葉を合図に 、日直が号令をかける




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そして私も 、教科書やらを片付けて次の教科の準備をしようと 、した




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小「 … あ 、それからさっきの小テスト8点以下のやつは今日居残りな 」




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それだけ残して 、小笠原先生は教室を出て行ってしまった




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… チラリと机の上にある自分のテストに目を向ける




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そこには無残にも 、4点と書かれていた




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福「 Aちゃん何点だった ？ 」




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私が1人で絶望に浸っていると 、斜め前の席の福田くんに声をかけられた




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私は一瞬だけテスト用紙に目を向けたあと福田くんを見る




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「 えーっとー … 今回ほんとにやばくて … 福田くんは ？ 」




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… うん 、ほんとに笑えない

笑えないくらいにひっくいよこれ




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福「 僕も今回やばかったよー 、ほら6点 ！ 」




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福田くんは自分のテスト用紙を差し出した

表情はテストの点とは反対に物凄い笑顔だけど




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… いや待って 、

福田くんより悪いとかほんとに笑えないよこれ (失礼)




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うん 、だけど教えてくれたんだし私だけ教えないのは流石に … ね ？




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「 じ 、実は私4点で … 」




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私がそう言うと 、福田くんの顔は更に笑顔になり 、

キラッキラの目で 、前のめりになった




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福「 じゃあAちゃんも居残り ？ 1人じゃない ！ やったー ！！ 」




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