No.14 ページ14
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草「 A 、」
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追いつくことを諦めようとした時 、聞き覚えのある声が私を呼んだ
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「 草川くん … 」
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草川くんはぐいっと私の腕を引っ張りまた歩き始める
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人にぶつかるけど 、謝る間がない
それは草川くんが 、私の腕を掴んで進んでしまうから
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草「 … もう大丈夫かな 」
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気が付いたら 、さっきよりも人があまりいないスペースにいた
これでもう誰かにぶつかる心配なんてない
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「 … ありがとう 」
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草「 どーいたしまして 」
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いつもとは少し違う微笑んだような顔で草川くんは笑った
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その瞬間 、一瞬だけゲームセンター特有の雑音は耳に入らなくて
意識は草川くんの笑顔だけに集中し 、
胸が 、弾んだ
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… 気がした
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草「 … 手 、何も言わないんだ 」
「 あ 、」
草「 なにー ？ 俺と手繋ぎたい ？ 」
「 … そ 、そんなわけないじゃんっ 、離して ！ 」
草「 あー 、言わなきゃよかった 」
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どうしよう 、顔が熱い
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さっきのも 、草川くんの魂胆だったのかな …
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… だけど 、あの笑顔が頭からこびりついて離れない
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みみみ！(プロフ) - かなにこちゃんまんさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると頑張れます（； ；）嬉しいです！これからもよろしくお願いします (2017年6月22日 22時) (
レス) id: c32580068a (このIDを非表示/違反報告)
かなにこちゃんまん - おもしろいです。更新頑張ってください！たのしみです (2017年6月22日 22時) (レス) id: b774a5ac38 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みみみ！ | 作成日時：2017年6月20日 16時
