【ky】人ごみを掻き分けて今 (ページ7)

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episode 5 ページ7

『ねー！理佐ちゃん、電車でキヨさんに似てる人見かけたんだけどすんごいかっこよかった、、』

理｢あー、もしかして本人かもよ？｣

『そんなわけないじゃん、、本人だったらこんな朝早くから電車とか乗ってないよ〜』

電車を降りると待っていた親友の理佐ちゃんと大学に向かう途中で先程の出来事を話す。

正直キヨさんだったらいいな〜とは思っていたけどこんな朝早くから本人が出歩いているとは到底思えないし本人なわけないよな〜、、という考えが頭の中をごちゃごちゃ掻き回していた。

『それよりすんごくかっこよかった、、』

思わず呟いてしまった声はバッチリ聞こえていたようで理佐ちゃんに｢え〜なになに、恋しちゃった〜？｣と茶化されてしまう。

高校生の時に告白されてノリで付き合った彼氏と合わなくて破局してからは恋愛など微塵も興味がなかった。カッコイイなと思う男性はいてもそれが恋愛感情まで発展したことはなかった。

我ながら冷めた人間だななんて思うのは日常茶飯事の事で今回もきっとその類だろう、そう思っていた。

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主人公ちゃんとお友達は大学生設定です！
最初は高校生くらいを意識していたのですがさすがに年の差が開きすぎかなあ、と思ったので大学生にしました(T_T)読みにくかったら申し訳ないです、、、。