ミリオンダラー・ガール１７ ページ18
『桔梗さんに連絡』
伊「機捜404、マルタイのバスに追いつきました。
追尾します、どうぞ！」
桔「機捜404、そのバスは次の出口で高速を降りる。
バスに銃を所持した男が乗っている。
青池を打った男。
気づかれる前に確保して。」
『私の前で誰も殺させやしないので、桔梗さんご安心を。
青池さんについても出来る限りの手は尽くす。』
伊「ん？気づかれる前に確保ってどうやるの？」
志「やるしかないだろ」
伊「まじかぁー。そういうの大好き！」
志「勘弁しろ。」
『防弾ベスト着用。
安全第一。』
伊吹「はいはーい！
合点承知のすけー！」
志「おまえがそういう時は合点してない時だ。」
大丈夫、殺させやしない。
もう私の前で大切な人を失うなんてこりごりだ。
私は、両側の頬を軽く叩き、自分を鼓舞した。
大切な人に何かあるかもしれないという恐怖心を覚えながら
バスが高速を降りる。
廃倉庫ので止まる指示を出してあるのでそこへ向かう。
伊「バスが高速降りたら俺とAが中に入って男を捕まえる。
志摩はメロンパン号で待機してて」
志「任せて良いんだな？」
伊「おうよ」
志「絶対怪我すんなよ」
伊「合点承知の助。」
志「Aもな？」
『善処する。』
伊「さて、行きますかー。」
伊吹さんの後に続いて車から降りた。
メロンパン号なのに修理
どうせなら、修理屋の車なら良かった。
無理があると思いながらもバスに入る。
伊「はい、すみませーん、修理に来ましたー。」
『すみません。お座り下さい。
すぐに終わりますので。奥の方も座ってください。』
伊「すみません、修理に来ました。
はい、すみません、お時間取らせて。」
そして、伊吹さんが無線で志摩さんに合図を送った。
すると志摩さんがメロンパンのうたを流し始める。
確かにここには似合わない音で、乗客のほとんどがメロンパン号の方を見た。
『伊吹さん』
伊「よし！Aちゃん！」
青池さんを撃った男に伊吹さんがマスクをかぶえた。
伊「警察だ。」
伊吹さんは、男から銃を奪い、ズボンに仕舞い、抵抗している男に手錠を掛けた。
まだだ。
気配と、拳銃のガチャリという音。
一旦神経を集中させると、後ろの方から殺気と、銃を構える音がした。
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まい - こんばんは！今日この小説を見つけて一気に読んでしまいました！続きとても気になります！！更新停止となってますが主さんはお忙しいのでしょうか？ずっと待ってるので是非続きを読ませていただけると嬉しいです！ (2021年8月11日 18時) (
レス) id: 053dd774f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九十九 | 作成日時：2020年9月18日 13時
