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分岐点31 ページ32

翌日、桔梗さんが4機捜に着て事件の全容をまとめた事を話に来た。

私は、とあることをやらなければならず朝まで仕事をしていた。

桔「A、無理しないでよ。」

『はい。』

桔「そう言っても、聞かないのが貴方らしいわね。」

そう言いながら、桔梗さんはソファーに腰を掛けた。

桔「おいで。」

私が桔梗さんの元に行くと、膝枕をしてくれた。

桔「少しは休みなさい。」

私は、全員が揃って話をするまでには、桔梗さんの膝の上で寝てしまった。

伊「隊長ずりぃ」

桔「寝顔が隠せないのが残念だわ。」

伊「やった寝顔見放題。」

陣「あー、俺がAの寝顔隠しておくから、とりあえず話始めろ。」

伊「ちょ、陣馬さん。」

心なしか、志摩も九重も残念そうな顔をしていた。

桔梗は、Aの頭を数回撫でて話を始めた。

桔「確保した高校生たち、家裁送りになった。

十分反省してるし重い処分にならないといいけど。」

九「甘いんですね。」

桔「甘いことも言いたくなる。

未成年にもかかわらず、ネットで実名と顔写真が出回った。

Aとスパイダー班が広がらないように対処はしてくれたけれど、全部が消せたわけじゃないわ。

怖い目にあったばかりなのに、よく頑張ってくれたわ。

ネットで広まったことで本来受ける以上の社会的制裁を受けてる。

これ以上、広まらなきゃいいけど。」

陣「桔梗、お怒りだな。」

桔「罪を裁くのは、司法の仕事。

世間が好き勝手に私的制裁を加えていい理由にはならない。」

伊「捕まってないもう一人は?

家に帰ってない子。」

桔「成川岳は行方不明のまま

西武蔵野署の少年係に引き継いだ」

陣「ドーナッツEPの件は?

売人してた卒業生」

桔「陸上部の名簿は全てシュレッダーにかけられた後だった」

伊「あっ?」

桔「このまま逃がすつもりはない。

組対五課が動き出した

何かあれば、ヘルプの連絡が来るでしょう、

今回の仕事は、これで終わり。

この子をこれ以上無理して欲しくないのよ。」

『・・・ッ』

私は魘され、呼吸を乱し始めた。

桔「・・・A」

伊「なんかあったの〜?」

桔「詳しくはAに聞きなさい。」

陣「俺が言えるのは、Aは実の娘じゃないってことだけだ。」

『ッおはようございます。

すみません、寝てて。』

陣馬と桔梗以外がもう少し詳しいことを聞こうとしている時、私が目を覚ました。

伊「おはよ〜Aちゃん」

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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月13日 17時

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