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分岐点29 ページ30

犯人は、抵抗の意を込めてスタンガンを振り回すが、伊吹さんにまたもや倒されてしまった。

志「おい。」

犯人は、伊吹さんの足にスタンガンを当てた。

伊「いててててて・・・何すんだよ」

そのスタンガンを志摩さんは、蹴っ飛ばした。

伊「ナイス。

志摩っナイス

はい、確保確保。」

志摩さんは確保するために、うつ伏せになっている犯人の上に乗った。

志「はい、9時52分。いっだだだ。なんでもう1個。」

今度は、志摩さんの手にスタンガンが押し当てられた。

志「なんで、なんで2つも持ってんだよ。

伊「Aちゃんはここで待機だよ。」

志「来んなよ。」

犯人と取っ組み合い、犯人が下に溜まってある水に落ちた。

伊「うわわわ!」

志「ばかっ…なにしてんだ!」

志摩さんは、走って向かうと落ちそうになる伊吹先輩の手を掴みに行く。

安堵したのもつかの間、2人も水の中へ落ちてしまった。

志「お前なんでひっぱんだよ、馬鹿!」

伊「お前が持ってないから可笑しいんだろ。」

2人は口論をするも、上からニヤリと笑ってスタンガンを持つ犯人。

伊「わッちょちょ待ッ!!登って!!」

志「ちょまッ!ちょっと待ってちょっと待って」

犯人が水溜めにスタンガンを振りかざそうとしたその時

『クズが。』

上の階から跳ねて落ち、犯人に飛び膝蹴りを決めたが、勢い余って私も水の中に落ちてしまった。

伊「ナイス。

Aちゃんの飛び膝蹴り決まったー。」

志「結局待てができない」

伸びている犯人に陣馬さんが手錠をかけてくれた。

毛「九時五十三分、犯人確保っ!」

『今度うちのやつに手ぇ出したら許さねぇ。』

私は、犯人に低く、殺気じみた声で言った。

陣「馬鹿が…何やってんだ」

『お前らは、バカか。』

毛「後で助ける。」

陣「お前ら自力で上がって来いよ!!」

伊「えええ!!!?無理!!」

志「ほら行くぞ」

九重さんが、私に手を貸してくれた。

九「Aさん」

『世人さん・・・

わっ』

九重さんが、抱きしめて、ジャケットを掛けてくれた。

九「ッ」

『ありがとう。

見つけてくれて。』

九「風邪引きますから、ちゃんと着てね。」

『悪い。

あとで、クリーニングかけて返す。』

九『気を遣わなくて、大丈夫。」

『世人、ありがとう。

皆さんありがとうございます。』

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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月13日 17時

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