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私は、フードを脱いで、分駐所に入った。

伊「いやー。」

志「あんまり余計なこと言うな。」

伊「えっ?余計なこと?」

志「隊長に。

プライベートについてなんだかんだ。」

伊「えっ、ちょっと待って待って。

俺は何も言ってない。

ね。電話の相手がどう聞いても彼氏だろ?

朝まで一緒に居たのかなんて思ってない。」

『バカか。』

志「しーっ。」

「402行ってきます。」

「「行ってらっしゃい。」」

志摩さんらはソファーに腰掛け、私は書類作りをするため、自らのデスクに座った

402は丁度密行に行くところだった。

志「それを顔が語ってんだよ。

にやにやもの言いたげに。」

伊「ふーん、マジかー。そうだったか。

気付かなかった。」

志「隊長に男がいたって別にいいだろ。」

伊「んー、まあそうなんだけどさ。

ちぇっ。いいなーって思うだろ。

目の前でキャッキャウフフされたらさ」

志「キャッキャウフフはしてない。

何か、うふっくらいだった」

何の会話をしているんだか・・・

伊「うふりてぇーな。

うふふりてぇーな。」

志「何だうふりてぇって。」

響きは可愛いが、桔梗さんはうふふってない。

伊「志摩ちゃんはどうよ、最近?」

志「何が?」

伊「うふふってる?」

志摩さんは、何も言わずにパソコンで資料作成をしてる。。

そういえば、志摩さん彼女いるのかな。

私も多少なりとも興味が湧いた。

志「…………すごいうふふってる」

伊「はい嘘ぉー!

秒でバレる嘘つくなー」

志「何で嘘だと言い切れるんだ。

証拠も無く嘘だと決めつける癖を改めろ刑事だろ。」

伊「そこがもう嘘。」

『じゃあいる?』

志「いない」

伊「ほらやっぱり嘘」

志「お前の顔見てると、素直に言いたくなくなるんだよ…。

で、なんでAは俺がうふふってるか食いついてくる。」

私は、志摩さんの質問を無視した。

『伊吹は?』

伊「残念だけど、俺もいなーい。

うふふてぇけどなー。

あ、好きな子はいるよー。」

志「こいつの話を真に受けるな。」

伊吹は、志摩の方を見て笑みを浮かべた。

そんな伊吹を見て、志摩はため息をついた。

伊「お仲間ー、お仲間ー。」

志「結構です。」

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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月13日 17時

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