分岐点18 ページ19
しかし、そうすれば学校に、何もやっていない生徒を巻き込む。
それを、彼等は避けた。
彼等は学校の連帯責任だとしなかった。
そんな彼等を救えるのは、我々しかいない。
彼等の声を聞けるのは、我々しかいない。』
桔「そうね。
付け足しありがとう、A。」
『いえ。』
桔梗さんが優しく微笑み私の頭を撫でた。
伊「隊長」
私は、伊吹さんのことを見つめた。
伊「俺、隊長の事好きだわ
めっちゃ好き。」
私以外の皆が怪訝そうな顔で伊吹のことを見た。
陣「はぁ?」
『バカか。』
伊「俺の中の少年が隊長にビビビビっと…イテテッちょっと待って待って、何何!?」
桔梗さんはぽかんとしている。
志摩さんは素早く伊吹さんに手錠を掛けてホワイトボードに引っ掛けた。
志「野生の獣には檻が必要でした」
伊「俺はただ素直な気持ちを言っただけ!」
志「お前の中の少年なんて知りたくもないわ!」
伊「いやお前に言ってないから!!」
毛「…なかなか愉快な職場ですね」
陣「大体こんな感じっす」
私は、ため息をついた。
伊「あ、Aちゃん嫉妬してくれてるの?」
桔梗さんは、伊吹さんのことを軽く睨んだ。
志「すみません、
うるさい、伊吹。」
毛「いーえ、こういう職場、もう1つ知っているので。な?」
向「ええ。あちらも愉快ですね。」
毛「一人怖い人がいるけどな。」
私は、毛利さんと向島さんが言っている職場がUDIのことだと納得した。
桔「高校の名簿の件は書類待ち!
生徒達の方はまた通報してこなきゃ良いけれど。」
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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月13日 17時