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しかし、そうすれば学校に、何もやっていない生徒を巻き込む。

それを、彼等は避けた。

彼等は学校の連帯責任だとしなかった。

そんな彼等を救えるのは、我々しかいない。

彼等の声を聞けるのは、我々しかいない。』

桔「そうね。

付け足しありがとう、A。」

『いえ。』

桔梗さんが優しく微笑み私の頭を撫でた。

伊「隊長」

私は、伊吹さんのことを見つめた。

伊「俺、隊長の事好きだわ

めっちゃ好き。」

私以外の皆が怪訝そうな顔で伊吹のことを見た。

陣「はぁ?」

『バカか。』

伊「俺の中の少年が隊長にビビビビっと…イテテッちょっと待って待って、何何!?」

桔梗さんはぽかんとしている。

志摩さんは素早く伊吹さんに手錠を掛けてホワイトボードに引っ掛けた。

志「野生の獣には檻が必要でした」

伊「俺はただ素直な気持ちを言っただけ!」

志「お前の中の少年なんて知りたくもないわ!」

伊「いやお前に言ってないから!!」

毛「…なかなか愉快な職場ですね」

陣「大体こんな感じっす」

私は、ため息をついた。

伊「あ、Aちゃん嫉妬してくれてるの?」

桔梗さんは、伊吹さんのことを軽く睨んだ。

志「すみません、

うるさい、伊吹。」

毛「いーえ、こういう職場、もう1つ知っているので。な?」

向「ええ。あちらも愉快ですね。」

毛「一人怖い人がいるけどな。」

私は、毛利さんと向島さんが言っている職場がUDIのことだと納得した。

桔「高校の名簿の件は書類待ち!

生徒達の方はまた通報してこなきゃ良いけれど。」

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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月13日 17時

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