切なる願い19 ページ20
伊「あー、腹減ったな。
なんか食いに行くべ。」
伊吹さんは、おいっしょと言いながら、運転席に乗り込み、私も真ん中の席へと乗り込んだ。
志摩さんもそんな2人を一度見て、そして、助手席へと乗り込んだ。
伊「山梨って言ったら･･･」
『うどん』
3人でうどん屋さんにきた。
志「Aも食べろよ？」
『いらない。』
伊「だーめ、食べなきゃ。」
そう言って、伊吹さんは志摩さんの注文だけ聞き、店員にざるうどんを３つ注文した。
伊「ありがとうございます。」
３人が頼んだざるが到着した。
伊「うんま。」
志「上手いな。」
志摩さんは、少し上を仰ぎ見ながら、言った。
伊「これ乾いたの売ってんのかな。」
志「乾いたの？」
伊「そう、分駐のお土産。」
志「乾麺か。
乾麺のこと言ってんのか？」
伊「だからそう言ってんじゃん。」
志「1つ言わせて貰う。」
伊「んー、何もー。飯中いいじゃん。」
志「殴って悪かった。
ごめん。」
伊吹さんは、その言葉を聞くと、うどんを食べている手を止めた。
私は、さっきから食べるかどうかうどんと睨めっこしていたため、睨むのをやめ、伊吹さんの方を一瞥した。
伊「ねぇ、Aちゃん聞いたよね？」
私は、ただ頷いた。
伊「志摩ちゃん、志摩ちゃん良く出来ましたね。」
私も伊吹さんも志摩さんの髪を撫でた。
志「触るな。」
伊「うどん一本あげる。」
志「いらない、いらない、いらない。
汁が飛ぶ。」
伊「なんで。
でもさ、俺たちいい相棒、いやいいトリオになれそうじゃん。」
志「結構です。」
『結構。』
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もち(プロフ) - 初コメ失礼します！「切なる願い18」の一番最後のところが「五十嵐」になってますよ・・・多分「陣馬」だと思います！初コメでの指摘、すいません。陣馬さんの娘っていう設定が良いですね！まだ途中までしか読んでないですが作品が面白くていい作品だなって思います！ (12月25日 19時) (
レス) @page19 id: 6d322150f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九十九 | 作成日時：2020年9月8日 8時
