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朝6 ページ7

伊「あんな真似2度とすんじゃねぇーぞ。」

伊吹さんは、私にデコピンを食らわせた。

志「次はないからな。」

そう言って、志摩さんは私の頭にチョップした。

『申し訳ありません。』

私の口から出てきた言葉は、謝罪の言葉だった。

約束しますっとも承知したとも決して口に出せなかった。

私は、また同じような目に合ったら、同じ行動を繰り返してしまう。

まるで、ロボットのように。

志「俺らには五十嵐が必要だ。

戻ってこい、五十嵐。」

志摩さんが手を伸ばし、その手を取ると、引き寄せられ、伊吹さんと志摩さんに抱き締められた。

志「404のままだ。」

『えっ、何故?』

笑う志摩さんとまだ泣きそうな伊吹さん。

九重くんはびっくりした顔で志摩さんを見る。

志「今回俺らに心配かけた分、きっちり404で働いてもらう。

今度五十嵐が同じ行動を取るならば、俺らが盾になってやる。

お前が、同じようなことをすればするだけ、借しは溜まってく。

ちゃんと返せるまで、お前は404にいろ。

早く借りを返さないとどんどん溜まっていくぞ?」

不適な笑みをこぼす志摩さんと、うわっと引く伊吹さん。

きっと彼等に借りを返すことなんて出来ない。

しかし、私にはタイムリミットがある。

そのときが来るまで、まだ彼等といてもいいかな。

志「ほら、行くぞ。」

伊「五十嵐ちゃんいこっ」

『九重さん、ごめんなさい。

私401には行けません。』

九「でしょうね。

この人たち是が非でも五十嵐さんを離さないみたいなので。

でも、何時でも来て下さいね。

歓迎しますよ。」

『ありがとうございます。』

志「あと9時間、仕事だ。」

伊「早く行こうー!」

そういう、2人の元に急いで行った。

『ごめんなさい、伊吹さん、志摩さん。』

伊「あっれ。

俺は、綺麗な女性を見かけると話しかけちゃう人のことなんて呼んでたのー?」

志「俺は、笑顔が足りないだっけ?」

あっ、根に持っているとは・・・

あの時、何も言わなかったから忘れているとばっかり思っていた。

しかも、この様子だと一字一句覚えているみたいだ。

『あっ、ごめんなさい。伊吹さん、志摩さん。』

伊「ん?何か言ったのー?」

志「なんだ、俺は何もきこえなかったが。」

『藍さん、一未さん、ありがとうございます。』

志「どういたしまして、A。」

伊「こちらこそ俺たちを守ろうとしてくれてありがとう。Aちゃん。」

九重さんは、3人のことを多少呆れながら見ていた。

志摩、伊吹→←朝5



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イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください!応援しています。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月5日 0時

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