叫び2 ページ32
『間違ったことをした!
私たちももう再びそんなことをしないように注意をした。
それでもお金を奪って、通行人に刃物を向けた!
繰り返し過ちを犯した人間なの。
だから水森は…水森さんは罪を償わなければならない!
喩え、間違ったことを言って無くても』
マ「何回も、悪いことした。」
『うん。
また強盗するかもしれない。
彼に償って、二度と過ちをおかしてほしくないの。』
マ「償って、水森さん悪いことしなくなる?
帰ってきたら、戻る?」
『何年もかかるかもしれない。』
マ「それでも、私、待つ。
待っていい?」
『追いかけないならいいよ。』
マ「追いかける、しない。」
『うん。そのあとは一緒にその時に考えよう?』
「うん…そうする。ごめん…ごめんなさい。」
そう言ってまたわんわんと泣き始めた。
私も彼女と彼を守れなかったこと、外国人労働者に対しての罪悪感から涙を流した。
そんな私たちを無言で伊吹さんと志摩さんは見ていた。
夢の島は、一体どこにあるのだろうか。
たくさんの涙の叫び声を最後に膜は閉じた。
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イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください!応援しています。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月5日 0時