分駐所 ページ18
分駐所
伊「最後に入ったのが運送会社で朝まで荷物の仕分け」
『あれじゃ、マイちゃんいつか倒れてしまいますよ。』
人のこと言えないのは、重々承知している。
仕事が終われば、書類整理と勉強に、身体作り。
寝ようと思っても寝れない。
同じ意見なのか、皆に一瞥された。
今は、機捜401と404のみと、いつもの5人のみがいた。
伊「あんな生活身体壊すよー。」
志「まあ考えてみれば、上限28時間じゃ時給1000円でも、月10万」
『生活費、学校の費用。
女性として必要なものも色々あります。
日本に来るために作った100万円まで。
これを全て返そうと思ったら、月10万だと全然足りません。』
伊「そう、全然足りない。」
九「でもそれって日本に来る前に…」
『いや、分かんなかったんだと思います。』
伊「来てびっくり。」
陣「それでマイは。たたきには関係あるのか、関係ないのか。」
九「叩き?」
伊「強盗の隠語。」
伊吹さんが知っていて、九重さんが知らなかったことには少し驚きを覚えた。
志「わかりません。
運送会社では技能実習生たちと親しげに話てました。」
九「もしこの人たちが違法で雇われた失踪中の技能実習生だとしたら、金に困って、その、叩きに出た可能性もある。」
志「そういうこと。
全員の9日のアリバイを洗う。」
伊吹先輩は納得のいかない顔をして、ぐるぐると椅子に座って回っていた。
『どうしたんですか。』
伊「ピンとこない。」
志「は?」
『マイちゃんが仲間だという意見には私も賛同しかねますが、どうしたんですか。』
伊「なんか違う気がするぅー。」
志摩さんは、伊吹さんに呆れながら言葉をかけた。
志「またお前のふんわり推理か?」
伊「きゅんともきゅるっともしなーい。」
陣「なんの話だ。」
伊「恋の話です!」
『恋の話は置いておきませんか?』
陣「恋?」
メモを持って難しそうな顔をしていた。
伊「マイちゃんが好きな男はどの男か。
ナムもどいつもなんか違う。匂わない!うふふってない!」
九「うふふって何の隠語ですか。」
九重さんは必死について行こうと今の伊吹の言葉を聞くと質問した
私はそんな九重さんを二度見してしまった、
九重さんも頑張り屋さんですね。
志「こいつの話を真面目に聞くな。」
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イマツギ(プロフ) - 早く続きが見たいですね!更新頑張ってください!応援しています。 (2020年9月12日 21時) (レス) id: e522761e6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:九十九 | 作成日時:2020年9月5日 0時