検索窓
今日:11 hit、昨日:13 hit、合計:122,752 hit

報告2 ページ50

”皆普通のお店だと思ってる。

私だって、昔のことがなかったら気がつかなかった。

社長は私を馬鹿な女だと思っていて、平気で入出金の指示を出してくる。

毎月大金が流れてる。

AからBへ、BからCへ。

汚いお金が綺麗なお金に”

”もし通報しても、警察は次の仕事を用意してくれるわけじゃない。

もう風俗に戻りたくない。”

”現金貰った政治家も賄賂貰った役人も起訴されないんだって。

金持ちの世界どうなってんの。

私なんて手取り14万で働いてんのに草”

”マネーロンダリングの流れ把握。やれそう”

”全然バレない。楽しくなってきた。”

”私はまたすっかり汚れてしまった。”

”どうせ汚いお金だ。

汚い私が使って何が悪い。”

”引き出し一杯になったら何処へ行こう。

何処なら綺麗に生きられるだろう。”

”賭けてみます、今まで勝ったことがないけど。”

皆、1つ1つ丁寧に見ていった。

何かが可笑しい。

そう思ったのは、九重さんもだったようだ。

ーーーーー

志「一、十、百、千、万、十万、百万・・・、ななッ七千六百まッ」

伊「これヤバいヤバいッ、これヤバいわッ

七千ッ」

志摩と伊吹は糸巻から渡された資料に記されていた宝石店に来ていた

「青池さんね、来てますよ、何度も。」

志「何度も?」

「遺産が手に入るって話で。

同じような石を2つオーダー

本日ご購入いただきました。」

伊「総額一億。」

志「この金は不正な資金なんです。」

「私は何も知らずに、現金でお売りしたの。

売買契約上問題ないと思うの。」

伊「そうなの?」

志「法律上はそういうことになるな。」

「でも、そういうことだったのね。

そういうお金をこの美しい宝石にロンダリングしたのね。

うさちゃんの目として」

志「目?」

「落ちないように、ぐいぐい入れてた。」

伊吹さんは、ポケットに入っているうさぎのぬいぐるみを取り出した。

伊「これ?」

「そう。それのもっと大きいの。

でもまさか、青池さんがここでなんの宝石を買ったか確認する人が二組も来るなんて面白いこともあるものねっ」

志「俺たちが来る前、誰か来たんですか?」

「ええ、先程背の高くて可愛らしい女性が同じような事を聞いてきたのよ」

2人は、その人物に心当たりがあった。

伊「なぁ志摩、それってもしかして」

志「あぁ、だろうな。」

二人は、店主から話を聞くと急いで分駐所に戻った。

この小説の続きへ→←報告



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (39 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
120人がお気に入り
設定タグ:MIU404 , 志摩一未 , 伊吹藍
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:九十九 | 作成日時:2020年8月27日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。