元SPは機動捜査隊２【MIU404】 (ページ44)

今日:2 hit、昨日:13 hit、合計:122,743 hit

張り込みページ44

暇と何度も言っている伊吹さんを見かねて、他愛もない話をし始め、少しした後だった。

『伊吹さんあれ』

伊「社長の冴羽

店員が言ってた感じと似てる！」

志「ん？」

『似てますね。』

伊「ｯちょっと行ってくる」

『はい！』

志「おい待て待て待て待て！」

志摩さんは桔梗からの連絡を見せた。

志「青池透子は、会社の金を横領してた。

自分の口座に入れた金を毎日１００万ずつ現金で引き出して、昨日までの合計が約１億。」

伊「スーツケースの金。」

志「ヤクザの金なら警察に届けられず、罪にはならない。

そう思ったのかもしれない。」

『青池さん勇気ありますね。』

伊「やるなぁ！

ますます青池ちゃんに会いたくなってきたッ！聞いてくる！！」

『伊吹さん？』

伊吹がメロンパン号から飛び出したのを二人は追いかけた。

『ちょちょちょ伊吹さん待ってください』

伊「え、なになになに」

志「聞くって何を聞くんだ」

伊「え、青池透子の居場所？

直接聞いていくスタンス？」

『それは駄目です。』

志「B相手に、

”教えて下さい” ”教えまーす”ってなるわけ無いだろバカっ」

伊「そんなこと分かんないじゃん。」

志摩がそういうも伊吹は少しづつショップに近づこうとする

「だいたい知ってたらもうとっくに行ってるんだよｯ」

「ほんっとに、青池ですか？

行き先は？」

志摩がそう言いながらお店の方に指差すと丁度社長が出てきた。

その社長が誰かと電話をしている会話内容を聞くと３人は動きを止めた

そして志摩は私の方を肘で軽く小突いた

そして社長がチラリとこちらを見たのでメロンパン号の方を向き小芝居を仕掛けた

『何で売れないんだろうね、藍先輩、一未先輩。』

志「いやーやっぱり”まるごとメロンパン”ってネーミングっていうネーミングが売れない理由なんじゃないかな？」

伊「あ？？」

志「名前だよ、名前。」

ここまでやっても気付かない伊吹の背中を志摩は気づけと言うように叩く

そして二人の意図に気付いた伊吹は急いで小芝居にのる

伊「あー、いやパイセン分かってないなぁ！

やっぱ”まるごとメロンパン”だと思う俺は、ねえ？」

『ジューシーさが足りないって事ですね。

でも、勘違いする人もいますからね！

いや、私は藍先輩は綺麗な女性見つけると直ぐ話しかけちゃうし、一未先輩は笑顔が足りないのが、一番の原因だと思いますよ。』

そんな小芝居を続けて、冴羽が車に乗って動き出したら三人も一気に動き出した