熱 ページ15
翌日
起きると、頭がずぎずぎと痛み、身体がだるくて、寒気も有り起きるのもやっとだった。
ゴホゴホッ
『やらかしちゃったな。』
薬を飲めば、少しは良くなるが、眠気が出てしまうため、飲むことをしない。
最後に薬を飲んだの何時だろうかと考えても、思い出せないほどだ。
そんな中、仕事の日だったため皆の元にいつも通り行った。
『ゴホツ・・・おはようございます。』
志「おはよう。
大丈夫か?」
『大丈夫ですよ。』
伊「五十嵐ちゃん、おいで、」
伊吹さんの元に行くと、伊吹さんの隣に座らされた。
伊「しーま、まだ30分くらいあるよねー?」
志「あ?あぁ。」
伊「じゃあ、五十嵐ちゃんのこと独り占めしちゃお。」
そう言って、伊吹さんは私に膝枕してくれた。
伊「おやすみ、五十嵐」
そう言って、伊吹さんは頭を優しく撫でてくれた。
この間、志摩さんが抱き締めてくれた時以来、久しぶりに安心してしまい、次に伊吹さんが声を掛けられるまで寝てしまった。
伊「五十嵐ちゃん、熱みたいだねー。
どうする?」
志「帰れって行って帰るやつだと思うか。」
伊「だよねー、
無理させないように気をつけてあげなきゃだねー。」
志「あぁ。」
そんな会話を寝ている間に繰り広げているとは、思ってもみなかった。
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作者名:九十九 | 作成日時:2020年8月27日 0時