煽り運転 ページ5
伊「今さぁ、機捜で手柄あげれば、捜査1課も夢じゃないですよね。
優秀な刑事しか行けないって考える、と。
憧れるよなぁ。
ねぇ、二人は？」
志「俺はあんまり。
現場であればどこでも。」
伊「いけますよ。」
志「ん？」
伊「志摩さんくらいの人だって、頑張れば捜査1課行ける。
うん。一緒に頑張りましょ。
五十嵐さんは？」
『私よりも、後ろの車、あれ煽り運転ですよ。』
私のことなんて知らなくていい。
将来なんてきっとないから。
大切な人を救えたその日がエンドだから。
伊吹と志摩はバックミラーで確認をした。
その時、丁度後ろの車が車間距離を詰めてきた
伊「近いな。
さっきから後ろの車ちけぇんだよな。
こういう時機捜はどうする？」
志「無視です。」
伊吹は納得していないように返事をした。
今度は後ろの車は左右に行ったり来たりを繰り返した。
伊「めっちゃ煽られてる。」
『ですね。
これは常習犯ですね。』
車線変更できるがしないところも、運転テクニックも常習犯としか思えない。
志「先に行かせましょう。」
後ろの車が追いそうと右によけたが、伊吹も遅れを取らず、右に行った。
当然、後ろの車からはクラクションが鳴らされた。
志「行かせてください。」
『舐められちゃだめですよ。
で、でもここは大人の対応見せましょう。』
伊「そう、こういうのはねぇ、舐められちゃ駄目」
志「いや、舐める舐めないの問題じゃない」
伊吹さんの変なスイッチが入ったのは、言うまでもない。
今度は、左に後ろの車がクラクションを思いきり鳴らしながら、機捜の車に並んだ。
伊「はい、道交法違反。」
『スピード出しすぎですね。』
志「警告して停める。」
志摩はサイレンを車の上に出した。
志「前の赤い車の運転手さん、前の赤い車。
スピード落として。」
そう言っても一行に止まらない。
十字路の所で、前の車のクラクションに驚いておばあちゃんが転んでしまった。
大丈夫かな、あのおばあちゃん。
けがしてないといいんだけれど。
伊「このやろっ。
調子乗りやがって。」
落ち着きましょう、伊吹さん。
志「まてっ、まてまて。
おいっ、」
『伊吹さん？！』
伊吹は、赤い車の前に停めた。
志「ばかばかばか。」
そして、停めた循環
志「危ないだろっ。」
そう大きな声で伊吹に言い放った。
『伊吹さん、運転技術かなり高いんですね！凄いです。』
そう楽しそうに言うと、志摩に睨まれたのは言うまでも無い。
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りょうこ - 短編の作品も拝見させて頂きました！リクエストのお話を書いて頂き、ありがとうございました！お話の光景を思い浮かべながら何度も繰り返し読ませて頂きました！またリクエストさせて頂きたいので、その際には宜しくお願い致します！ (2020年8月21日 10時) (
レス) id: ba306ee394 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - リクエスト、素敵なお話にしていただきありがとうございます！次回もリクエストできるならしたいくらいです。連載の話しも更新楽しみにしています。 (2020年8月20日 22時) (レス) id: 9070337cc8 (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - 瑠璃さん» リクエスト、並びにコメントありがとうございます。遅くなりましたが、短編のURLお載せいたしました。宜しければお読みください。励ましになるコメントありがとうございます。 (2020年8月20日 22時) (レス) id: 8f611e962a (このIDを非表示/違反報告)
九十九(プロフ) - りょうこさん» 遅くなり、申し訳ございません。リクエストありがとうございました。短編のURL載せましたので、宜しければお読みください。楽しみに読んでいただき、本当にありがとうございます。 (2020年8月20日 22時) (レス) id: 8f611e962a (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃 - 更新されるたびドキドキしながら読んでます。読み返したくなるお話。これからも頑張ってください。 (2020年8月19日 16時) (レス) id: 9070337cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：九十九 | 作成日時：2020年8月11日 16時
