元SPは機動捜査隊【MIU404】

桔梗3 ページ36

九「あのお話中に横から失礼します。

先程から仕事外の雑談をしているように見受けられますが少しお時間よろしいでしょうか」

桔「どうぞ。」

伊「でた、口回るパート2」

私は、陣馬さんから珈琲を渡された。

『ありがとうございます。』

陣「嬢ちゃんも大変だな。」

『陣馬さんお気遣いありがとうございます！

優しい陣馬さん大好きですよ。』

”大好き”という言葉を言うと、何故か陣馬さんが皆から見られていた。

そして、陣馬さんは娘のように思い、守らなければという気持ちを強く持った。

九「この部屋はなんですか。」

桔「何って、4機捜の分駐所。

芝浦署の直ぐ裏なんていい立地でしょ？

今建て替えのお金がないから暫くこのまま。」

九「こんなにラフでいいんですか。

本部の方が良かったです。」

『確かに。なんで分駐所が変更になったんですか？』

桔「あそこはもう使わせません、って総務の人に怒られたの。

窓からうどんの湯切りした人がいたって」

陣馬「誰だそんなけしからん事をした奴は。

俺だ。はははっ！」

湯切りをしたと陣馬さんが白状して伊吹さんと笑って合っていた。

桔梗「贅沢言わずに使える物は使う。

無線も保管庫も必要最低限の物は入れたから、後は創意工夫でやって下さい。

安全に宜しく。」

「「はい」」

桔梗「じゃあ、おやすみなさい」

『おやすみなさい』

桔梗さんは笑って私の頭を撫でていった。

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