元SPは機動捜査隊【MIU404】

尾行 ページ26

何か違う気もするけれど、気のせいかな。

急いで、パンを置き、シートベルトを締めた。

そして、白い車の尾行を始めた。

伊「全然音もきこえねぇーし、みえねぇーな。」

『音はしてますよ。

前の方、3、4台間に入れて前にいますよ。』

白い車が入っていった店に入った。

伊「左。」

車を止め、白い車の照会を待っていると、志摩さんの携帯がなった。

糸巻「糸巻です。

白い車ですが後足を追ってみたらナチュフシードと言うお店に入っていきました。

ナチュフシードは健康食品の会社で調べてみたら大型の白い車を社用車として登録しています。」

志「社用車･･･

ちょっと待って、犯人の本当のナンバー分かったんですか？」

糸巻「はい！登録ナンバーは品川2文字数字300平和のへ2401」

店から出るのに後ろ向きですばやく車を走らせた。

伊吹さんが、サイレンを車の上に置いた。

この間の伊吹さんの運転テクニックもなかなかのものであったが、志摩さんも凄い。

伊「はい、緊急車両！緊急車両！」

車一台通れるかどうかというところも難なく車を走らせる。

伊「おいおい、攻めるね。志摩ちゃん。」

目の前を横切る白い車。

エンジン音も同じであった。

伊「いたいた」

志「追いついた」

伊「はい白色のステーションワゴン止まりなさい！はいスピード落として！」

目の前に来たトラックをギリギリで避ける志摩さん。

伊「運転手さん危ないですよー！事故起こしますから止まってくださいー！！」

漸く白い車にならんだ。

伊「はい、白い車、止まってください。」

『待ってください。前、赤！』

目の前を見ると赤信号だった。

伊「赤だ止まれ！！」

志「しっかり捕まれ。」

そう言ってアクセルを思い切り踏み込んだ志摩さん。

そして、そのときに私たちに笑顔を向けた。

404のブームですか、危険運転･･・

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