第百話 ページ18
薩摩先生side
薩「幸村くん、わかったことがある。聞いてくれないか？」
幸「はい。」
学校の屋上で、俺は幸村くんを呼んだ。
体育館倉庫でわかったことを話す。
薩「俺には輝って名前の弟と、Aって名前の彼女がいたんだ。」
幸「いた？」
薩「そうだ。『いたんだ』俺が高校生のときに輝は親父に殺された。Aは俺が大学生のときに……事故で亡くなった。」
幸村くんは目を大きく開くと、うつむいた。俺は「幸村くんが気に病むことじゃない」と言う。
薩「Aのお姉さんが家出をしたことがきっかけで、両親がAを失わないために狭い部屋にAを閉じ込めてた。だから、Aは狭い所に入るとパニックになるんだ。」
薩「輝は親父に殺された。炎のなか、階段下で親父が馬乗りになって輝の首を絞めてた。俺はその光景を見てしまって、俺は火を見るとその光景を思い出して過呼吸になったりするんだ。」
え、と幸村くんは言った。まあそうなるわな。ただの先生の精神がおかしいとか。
薩「さっき大隅に試したんだ。かけだったけど、あいつは体育館倉庫でも狭い所に感じるらしい。火を見せて、首を絞めた。大隅は、俺達とおんなじ症状を見せたよ。」
幸「待ってください。結局大隅はなんなんですか？先生の彼女と大隅は名前もおんなじだし……。」
俺は言った。
薩「俺の彼女の名前は大隅A。大隅が自分の姉と呼んでいた人は、Aの姉だ。性格とか見た目とかはAに似てないけど、大隅は大隅Aを乗っ取っている。」
幸「そんな漫画みたいなことできるわけないじゃないですか！」
薩「俺は本当は大学生だし、大隅だって本当は高校生の設定なのに中学生になっている。」
できないですと幸村くんが言うのを俺は遮る。
薩「できるよ。」
幸「できないです！！！やめてください！言うな！！もうそれ以上――」
だってここは
薩「きみの夢の中なんだから。」
そう、ここは幸村精市の夢のなか。
幸村くんの願いが叶えられた、
言わば彼の「理想郷」
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真琴(プロフ) - ToaRin.人形劇の人形師さん» 読んでくださりありがとうございます！りんごは彼の人生を大きく狂わせてしまいました。しかし、一体なにがあったのかは闇のままです。全部梨だった。その事実が彼の心を救ったのかどうかはこの番組ではわかりませんでした……。 (2018年3月31日 0時) (
レス) id: f76abc2ecb (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 更新お疲れ様です。月曜日から徹夜したいですね。きっと赤也くんはリンゴを片手で潰しながらこういうんですね「次はお前がこうなる番だ」…そういいながらまた次のリンゴをつぶすんでしょう…全部梨だった…リンゴなんてなかったんや… (2018年3月30日 23時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
真琴(プロフ) - ToaRin.人形劇の人形師さん» 読んで頂きありがとうございます！3ツイート目も１番最初のコメがとありんさんで嬉しいです！なんですって！？納豆は生クリーム？大隅くんも生クリーム派でした笑笑返信遅れてしまい申し訳ありません。これからもどうぞよろしくお願いします！ (2018年3月18日 17時) (レス) id: f76abc2ecb (このIDを非表示/違反報告)
ToaRin.人形劇の人形師(プロフ) - 続編おめでとうございます。更新お疲れ様です。怪しい空気の3ツイート目、物凄く楽しみにしています！無理せず、更新頑張ってください！！ちなみに、納豆は生クリームかなぁ(ｽｯﾄﾎﾞｹｰ) (2018年3月14日 23時) (レス) id: ae3734b391 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：真琴 x他1人 | 作成日時：2018年3月14日 19時
