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ついに、この日がやって来た。
そう、……今日は、七月七日。
だがしかし、残念ながら空は雲ひとつと無い晴天だ。
こうも私の気持ちと反対な天気となると、神様に嫌われているのかと勘違いする人も少なくないと思う。…いや、現に私がそう思っているんだけれど。
「お、おは、よ、A…!」
「え、?」
この声は、そう、声のする方へ振り返った。
「禰豆子ちゃん…」
今は、禰豆子ちゃんには会いたくない。
禰豆子ちゃんは炭治郎くんの妹だし、私が炭治郎くんの“手伝い”をしていることも知っている。
それ故に、私は会いたくないのだ。本当に。
♢
心が、なんだか苦しくて、泣きたくなるんだ
♢
「…ど、どう、…した、の?」
その言葉で、はっ、と我に返る。
「ぅん、何でもない、さ、行こ?」
声をかけてくれてありがとう、なんて、思ってもない言葉を口にして、彼女の手を引いて進む。
「う、ん、…………」
◇◇◇
.
その日の放課後、私は一番会いたくない人に呼び出された。
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作者名:Mika_duki | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/jmjqg/
作成日時:2020年7月3日 18時