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「A…」
目の前にセンラさんがいる。それだけで泣きそうになった。
少しの間見つめ合っていたもののセンラさんから逸らされてしまった。



















「うらたん、もう出よ。」
そう言ってお店から出て行ってしまうセンラさんとうらたさん。



















『あっ…』
せめて別れを告げられた理由だけでも聞きたい。もういっそこの想いを断ち切ってしまいたかった。
そう思い立ち上がった時後ろから手を掴まれた。
後ろを向くと私の手を掴みまっすぐ見つめてくる志麻くん。



















「行かんでほしい。」
先ほどの弱々しい声とは違う力強い声だった。
「Aがまだセンラに気があるのも知ってる。だけど俺のとこにいてほしい。」



















私の瞳の奥まで射抜いてきそうな視線にビクッとしてしまう。
それと同時にセンラさんに告白された時を思い出した。



















あぁ、やっぱり______________。

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作者名:希空 | 作成日時:2022年9月22日 18時

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