キムテヒョンの恋愛テクニック (ページ8)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:65,671 hit

恋愛テクニック8 ページ8

・

「…悪いことしたな」

『あ、』

ジミナの家を出て30分後公園で適当に過ごしていると、聞き覚えのある声。声がするほうを見ると制服姿の地味子が居た。

時刻は20時過ぎ学校なんてとっくに終わっている。

「あ、じみk…Aちゃん」

『…今地味子って言おうとしましたね。どうされたんですか』

「ジミナと喧嘩した」

『ジミナ…あぁ、珍しいですね』

「うん、俺謝りたいんだけど」

『謝ればいいじゃないですか』

何も知らない地味子が簡単に謝ればいいなんて言うもんだから少しムカついて舌打ちをしてしまった。

ハッとしてゴメン。と謝ると別に気にしてないです。と返される。

「ていうかなんでAちゃんはまだ家に帰ってないの」

『…あー、野暮用で』

「へぇ」

変な間があったが今は気にする余裕もなかった。するとプルプルとどちらかのスマホが震える。

「…電話出なくていいの」

『…あぁ、はい出ます。』

スマホを見ると一瞬顔を歪めた地味子。1分くらい電話をした後俺に「では失礼します」といつもの感じに戻り帰ってしまった。

「はぁ、何やってんだろ俺。」

こんな所で道草食ってる場合じゃない。
すぐに立ち上がり、ダッシュでAちゃんのところに向かう。

直ぐに見つけたAちゃんの腕を掴むとビックリしたのか少し「ヒッ…」と声をもらしていた。

「もう危ないし、送るよ」

『いや大丈夫です。すぐそこなので』

「いいから」

無理やりついて行くと諦めが着いたのか大人しくなった。

10分後、ここです。と言われ少し高そうなマンションに着いた。

「金持ちなんだね」

『…まぁそうなんですかね。では、私はこれで』

そくささとマンションのエントランスに入っていったAちゃんを見ていると、エレベーターからひとりの男が出てきた。

マンションの住民かなと思い帰ろうとするとパチンっと乾いた音が聞こえた。

「…は？」

気付いた時にはもう遅くて、2人はエレベーターの中に入っていった。

俺は迷わずスマホを手にする。連絡先を確認するとあることに気づいた。

「くそっ…あいつの連絡先知らねぇ…」

そうなったらすることはただ1つ。

《…はい》

「ジミナ。話したいことがある」

・

シリアス展開になりそうですね^^
テスト期間と入試が被っててなかなか更新できませんでした。すみません汗