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�� ページ4
saidコウ
俺達は七草の追っ手から身を隠しつつ、母上から貰った鞄の中に入っていた地図と少し古い写真を頼りに、森の奥深くにあった大きな洋館へたどり着いた。
コウ「ここなの?ルキ君?」
ルキ「ああ、地図と合うし写真よりは少し古いが間違いなくここだ。」
ユーマ「にしてもよォ、いくら何でもこんな鬱蒼としたとこに立てるか？」
確かにこんな場所に大きな洋館を立てるのは普通に考えると不自然だった"まるでこの屋敷の存在を隠すような建て方だった"。
ルキ「ここに居てもいつかは追っ手に見つかる。この先に本当に俺達を助けてくれる人物がいるかは解らないが入ってみよう。」
そうして俺達は館の敷地内に足を踏み入れた。
入口となる扉までに広がる庭には右に白薔薇、左に黒薔薇が花壇一面に広がっていた。
アズサ「綺 麗...」
薔薇たちはしっかりと手入れがされていてよく見ると花壇の真ん中にはそこで寛げるであろう少し小さなガーデンセットが置いてあった。
薔薇の間を抜け扉に着いて、俺は細やかな細工があるノブに手をかけた。
ｶﾞﾁｬ...
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作者名：伍目神 | 作成日時：2017年7月31日 19時
