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「Aおはよう。起きないと遅刻しちゃうよ」
朝はお兄の優しい声で起こされて
「おかえりなさい」
お兄の優しい声で迎えられる
こんな幸せはいつぶりだろうか
お母さんが亡くなってからあんまりお父さんに迷惑掛けないようにしてたからな
寂しかったのかもしれない
どこかでこんな生活を望んでいたのかもしれない
「お兄今日のご飯何？」
「Aの好きなオムライスだよ！」
やった！あたしはお兄の作った料理の中でオムライスが一番好きだ
「早く宿題しちゃいな、課題あるんでしょ？分からなかったら俺がいつでも教えてあげるから」
いつだってお兄は優しい
あたしのことなんて恋愛対象外だきっと
いや、むしろ恋愛対象だったらおかしいのだ
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作者名：涼華 | 作成日時：2019年6月16日 19時
