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「サラ、ちょっといい?」
『あ、ノートン…うん、全然いいよ』
「ありがとう、じゃあ庭に来て欲しい」
『わかった。』
先に行ってるよ、と彼は走って行ってしまった。
私も歩きでゆっくり後を追う。
庭か…何かあるのかな。今は夜だし、花はもう閉じているだろう。
そんなことを脳裏に思いながら庭の扉を開けた
『お待たせ…』
やっぱり夜はちょっと冷えるなぁ
「サラ、こっち」
『あ、待って』
庭の中央部に移動するノートンを小走りで追いかけると、目を閉じてと言われ大人しく目を閉じた。
…目を開けたら誰もいなくなってるなんてことは、ないよね。ノートンに限ってそんなことするわけないって分かってるのに。
「いいよ、目開けて」
『……え…』
「サラ」
『え、何…?』
目を開けると、目の前に大きなバラの花束が差し出されていた
「君が好きなんだ」
ちょっとまって
理解が追いついていない。
「は、ちょ…なんで泣くの…」
『いや、ちょっと…嬉しくて…』
「嬉しいの?」
『うん、だって』
だって私
『ノートンが好きだから』
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蒼(プロフ) - ただでさえ尊いノートン君が作者さんの手でさらに尊くなっている…。ここは天国ですか? (2023年2月9日 7時) (レス) @page30 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - らいちさん» たった一言でとてつもなく嬉しくなりました…!!しかし、私は神ではありません…!笑笑 (2019年12月1日 11時) (レス) id: e03bf13403 (このIDを非表示/違反報告)
らいち(プロフ) - 神? (2019年11月29日 8時) (レス) id: 702f91a63d (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - レオンさん» コメントありがとうございます。そのように言ってもらえるととても嬉しいです!こちらこそ、最後までお付き合い頂いたことに感謝申し上げます。 (2019年7月26日 2時) (レス) id: e03bf13403 (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - ノートン君の夢小説探してました!本当に素敵な作品で尊かったです。ありがとうございました (2019年7月26日 1時) (レス) id: ec307ef577 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:天空 | 作成日時:2019年7月15日 13時