fin． ページ43
あれからしばらく、会う予定はなかった。
でもやっぱり私、彼が死ぬほど好きだから会いたくなっちゃうんだ。
『やっぱり、約束なしで来ても会えるわけないか…』
あの時買ってもらった黒いセーターを来て四つ辻に来てみたものの彼はいない。
今日会えなくても、明後日またデートの約束あるしなぁ…帰るか
名残惜しく思うが、大人しく踵を返して自宅の方向へ戻ろうとした。
「青葉」
『…!!』
振り返るとそこには、会いたくて仕方なかった彼の姿が。
『四つ辻さん!!』
「どうしたんだ、今日は会う約束だったか…？」
自分が約束を忘れたのかと思い込んでるようで、少し焦りの表情を浮かべている姿はなんだか面白かった。
『ううん。でも理由がなかったら駄目？』
「……いいや。そんなことないさ」
前にもこんなやり取りをした気がするね
『今日は暇？このあと用事は？』
「お前の家に行こうとしていたところだ。」
手を握られ、彼は私の家へと歩き出した。
『四つ辻さんは、愛し方がわからないって言ってたけどさ』
『別にそんなことないと思うよ』
『本当はもうわかってるんでしょ？』
「…さあな」
「だが、俺はお前を笑顔にさせることは得意だ」
「お前を、青葉を幸せにしてやることは出来ると思う。」
『ずいぶん自信ありそうだね。期待しちゃうけどいいの？』
「何の話だか。」
『あれ、してくれないのか…』
『本当に期待したんだよ!』
『プロポーズされるかと思って……』
『というか、さっきの幸せにしてやることは出来ると思うってやつプロポーズでしょ…』
「そうだな…まぁ、予約はしておこう。」
『プロポーズの？』
「そうだが？」
『予約も何も、先着1名限定だしその1名もうとっくの前に埋まってるよ』
「それは俺であってるな？」
『あー、自惚れてるでしょ。』
「何だ、違うのか。お前…まさか浮気なんてことは」
『真に受けすぎ!!浮気なんてする相手もいないよ!』
「ああ、そうだったな」
『なんか酷い』
「冗談だ。」
『…急に止まってどうしたの。』
「今、いいか」
『え？何が…』
そっと指で唇を撫でられ、私は察した。
『あぁ…いいよ。でもこんな道端だと恥ずかしいね』
そして彼は言った
「誰かを愛したのは初めてだ…」
「死ぬほど好きだ…死ぬほど愛している」
そうして口付けを交わした＿＿
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天空(プロフ) - ビルムーンさん» 最後までありがとうございます!上手く書けているか自信がない所も多かったので、そう言って貰えるととても嬉しいです!!宜しかったら、続編の方もよろしくお願いします。四つ辻の美少年とても素敵ですよね!私もすごく好きなんです笑 (2019年5月11日 1時) (
レス) id: e03bf13403 (このIDを非表示/違反報告)
ビルムーン - 全部読みました!もう最初から最後までキュンキュンしてにやけちゃいましたｗ素敵な小説をありがとうございました!四辻大好きです! (2019年5月10日 23時) (レス) id: c0b60a53dc (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - 絵里さん» ありがとうございます!!続編も頑張りますので、よろしくお願いします。 (2019年5月3日 23時) (レス) id: e03bf13403 (このIDを非表示/違反報告)
絵里 - 頑張ってください！応援します！！ (2019年5月3日 23時) (レス) id: 2cc6460fb4 (このIDを非表示/違反報告)
天空(プロフ) - 絵里さん» ありがとうございます!!続編の方は制作に取り掛かっていますのでこれからもよろしくお願いします! (2019年5月3日 22時) (レス) id: e03bf13403 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天空 | 作成日時：2019年4月25日 19時
