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ころんくんとご飯が凄い楽しみで早めにお店の前着いちゃった。
ころんくんももうすぐ来るよねっ。早く来て欲しいなぁ。
そんな事を呑気に考えていたらふと、声をかけられた。
「お姉さん可愛いね。俺らと遊ばない?」
複数人の男の人に囲まれてしまった。
やばい、と思ったのに体が動かない。
どうしよう…怖くて涙が出そうになる。
腕を掴まれて、引っ張られる。
「何も言わないってことは…いいんだよね?」
そういって身体を触られる。
『ひゃっ…や、辞めてください!』
目からは涙がこぼれ落ちる。
怖いよっ、気持ち悪いよ…
ころんさぁっ、早く来てよ…、!
ふと身体が抱きそせられる。
怖くて目をつぶった。
でも、私を抱きしめていたのはころんさんだとすぐ分かった。
『ころんさぁっ…泣』
ころんくんは私にだけ聞こえる声で大丈夫って言ってくれた。
「あ、すみませんね。俺のなんで。」
こんな状況なのにそのころんさんの言葉にときめいてしまう。
そのまま私は安心してころんくんを抱きしめ返した。
そしたら男の人たちはチッと舌打ちしてどこかに行ってしまった。
怖くて身体が震えてる気がする。どうしよ、ころんさんに心配かけたくないのに。
「もう大丈夫。遅くなってごめん。」
『いえっ、大丈夫ですよっ、謝らないで下さい、!』
ちょっと無理したけど、頑張って笑って見せる。
「嘘つき。泣いてるじゃん。」
そういって涙を拭ってくれる。
『ありがとうございますっ』グスッ
私が落ち着くのを待ってくれて、お店入ろっかと言われたからころんさんと手を繋いで入る。
もちろん指を絡ませて。ね、?
お店の中に入るといかにも高級そうな感じでお店の人に案内される。
ころんさんは夜景が見える個室を予約してくれて、2人きりになる。
とても幸せで頬が緩む。
お料理もとっても美味しくて、ころんさんのおすすめって言ってたからより美味しく思えた。
今日は結婚記念日であり、私の誕生日。
幸せな事が一日に2つあるなんて幸せだなぁ。
ころんさんに名前を呼ばれ目を合わせる。
「A、これからもずっと一緒に居てくれますか。」
優しくて幸せそうな瞳で見つめられる。
『はいっ!離れません。』ニコッ
私からはお揃いのペンダントを。
ころんさんからはマフラーと手袋のセットを。
お互いに嬉しい記念日になって良かった。
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初香(プロフ) - かな?さん» わわ、ありがとうございますっ (2022年10月4日 7時) (レス) id: 75045bb9da (このIDを非表示/違反報告)
かな?(プロフ) - クーデレなころんくん好きすぎます、、 (2022年10月4日 0時) (レス) @page20 id: 1a1d4d0288 (このIDを非表示/違反報告)
いづ - ちょうど10日前なんですよ (2022年9月16日 18時) (レス) id: ae985070b4 (このIDを非表示/違反報告)
初香(プロフ) - いづさん» 私も9月生まれです〜!!一緒ですね! (2022年9月16日 17時) (レス) id: 75045bb9da (このIDを非表示/違反報告)
いづ - 私とは程遠い…9月生まれなんです (2022年9月16日 15時) (レス) id: ae985070b4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:初香 | 作成日時:2022年8月20日 8時