おきたら、ほしくん。 (ページ2)

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今日も学校があるし、急がないと遅れてしまう。

なのに、隣でホシ君が寝てるなんて…！！

とりあえず、起こしてみようかな…。

「あ、あんにょん…」

とは言っても韓国語なんて出来ないし、
唯一知っていた単語をひたらすら言って起こしてみた。

「んん？？」

あ、起きた。
寝起きでブサイクなホシくんも、可愛い…。

「なんで？あれ？どこ？？」

ふにゃふにゃ喋って可愛い。って思いながら

ホシくんも何がなんだが分からないらしくて
ベットの上であたふたしてた。

ホシくんがベットで寝てる！！私の！！
って今すぐ荒ぶりたい自分を押さえて。

「私もよく分からなくて。
朝起きたらホシさんが、ここに…。」

緊張のあまり、日本語でしかも、早口で話してしまった。

だけど、通じてるっぽい。

「何でだろう…。
ん？俺、日本語話せてる？」

何でかホシくんも日本語でぺらぺら話していた。

っていうか、学校遅れちゃう。
これ以上休んだら先生に怒られちゃうなぁ。

セブチのライブ行くためにって学校休み過ぎた…。

目の前にホシくんが現れるなら、ライブ行くのも我慢したのに。

「すみません…。今日、学校でもう出ないと。
お金置いておくので自由にしていて下さい！
すぐ帰ってきます。！！！！」

それだけ言い残して急いで家から飛び出した。

ホシくんが何か言いたげにしていたのにも、
気付かずに。