エースの実の姉は只者じゃありませんでした。

八話目 ページ10

貴女side

朝起きてラグにご飯をあげる。
朝食を食べ身支度を整えて家を出た僕。

今の時間は午前9時。
海軍本部には12時半までに行くとしてそれまで何をしよう？

そういえば僕の好きな作家が新作を出したとの情報があった筈。
ラグに乗って近くの街まで連れて行ってもらう。

貴「暫く、外を飛び回ってきていいよ」

そう伝えるとラグは大きなまま何処かに飛んで行った。
子供を怖がらせなければいいけど。

本屋まで歩いていきお目当ての物をゲット。
その後は街を見て回り、お菓子屋を見つけ棒付きの飴を5本買った。(飴が大好き)

一通り街を見て回った所で11時。
海軍本部までは一時間近くかかる。
そろそろ迎えに来てもらおうと思いラグを呼ぶ。

迎えに来たラグは少し傷を負っていた。
どうしたのか聞いたけどなんでも無いの一点張り。
簡単な治療をして海軍本部まで乗せてもらった。

海軍本部へ行く途中の島で海賊が一般人を襲っているのを発見。
勿論僕はその場に向かう。

「こいつの命が惜しけりゃこの島にある金品を全部寄こしな！！！」

女性を人質に取って脅す奴ら。
みっともないなぁ…

「わかった！金ならやるから私の娘を離してくれ！！」

女性は富豪の娘だそうだ。
時間もないし、手っ取り早く済ませよう。
こんな奴らに僕の愛刀を使う必要はない。
ならば…

貴「“薙刀”」

僕が呟くと薙刀が現れる。
それを使い、周りの海賊共を一掃して行く。

「誰だてめぇ！！！！」

貴「僕は賞金稼ぎさ」

女性を捕まえていた海賊の顎を蹴る。
今ので脳が揺れた筈、暫くこいつは動けないだろう。

女性とその父親からお礼を言われ、僕はその場から立ち去る。勿論海賊共を引きずって。←

海賊共をラグの足にロープで括り付け急いで海軍本部へ向かう。

その間に海賊共の詳細を調べる。

貴「レイツ海賊団…船長の懸賞金額2,700万ベリー…」

思ったよりも額が高かった事に驚いた。

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