【リメイク】男嫌いがFFIに出るそうです【２】 (ページ10)

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第57話　苦手ページ10

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ｰNo sideｰ

源田から貰った差し入れを冷蔵庫に入れるため、秋たちに一言断って食堂に向かったA

イナズマジャパンのみんなは色々複雑な思いをしていた

なんせ、いつも男の前で笑わないAが、
帝国サッカー部の源田たちには笑顔を向けているのだから

源田たちは困惑している円堂たちの元へ行くと、とりあえずお互い挨拶を交わした

練習は一時中断し、またベンチの所へ

源田「久しぶりだな、鬼道！」

鬼道「ああ。そうだな」

鬼道は嬉しそうに微笑む

源田「みんな、今のAを見て驚いたよな。きっと」

円堂「いや、……うん。驚いた」

慌てて否定するが、納得せざるおえなかった模様で苦笑いをする円堂

辺見は「だよなぁ」と笑う

辺見「どんな感じなんだ？ Aの奴」

イナズマジャパン(みんな)に問うと、イナズマジャパン(みんな)は顔を見合わせた

風丸「俺たち(おとこ)の前だと全然笑わないぞ。他の表情とかなら普通に見るけど……」

春奈「そうですね。私たち、マネージャーの前ではよく笑ってます！

あ、でも昨日の試合はみなさんの前でも笑っていた方かと！」

円堂「後はずっと敬語だなー。
同い年なんだし、タメ口でもいいのに」

3人の言葉に、源田たちは「あ～」と顔を見合わせた

忍は練習初日のAを見ているため、あまり驚いていないようだ

辺見は前のAの男への態度を思い出し、苦笑いしながらみんなに言った

辺見「まあ、全然いい方だぜ。そのAの態度」

辺見の言葉に、顔を見合わせて首を傾げるイナズマジャパンのみんな

それに対して源田と咲山は、辺見の言葉に頷いた

忍「前の態度ってヤツ、あたし知らないのよね」

辺見「あー。普通にもう仲良くなってた時にお前転校してきたからな」

「変にAのこと誤解されたくねーし、話すか？」と辺見は源田に訊くと、「そうだな」と源田も同意した

なんだなんだ？とイナズマジャパンのみんなは
源田たちの話を聞きたがっている

源田「もしかしたら薄々感じてる奴もいるかもしれないが、Aは男のことが苦手なんだ」

｢「ええ！？」｣

辺見「苦手ってだけで、イナズマジャパンの男(みんな)を嫌ってるとかそういうわけじゃないからな？」

円堂「あ、そ、そうだよな」

ホッと安心したように胸をなで下ろす円堂

源田たちは、前のAのことを話し出した

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