No.154 寝癖 ページ10
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そして翌日
A「みんなおはよー……」
目をこすりながら、食堂に入る
春奈「おはようございます！Aさ…ん」
A「ん？」
なんだ？なんかあたしのことを見る目がおかしい
それは春奈だけでなく他のみんなもだった
A「えっと…どうしたの？」
秋「ちょ、A！寝癖が…」
A「寝癖ぇ？」
あたしは食堂を出て、洗面所に向かった
鏡を見ると、あたしの髪の毛はすごいボリュームアップしていた
おまけに毛先は跳ねまくっている
A「な、なんだこれええええ！！！」
絶対、昨日髪の毛を巻かれたせいだ…！！！
あのメイドめぇぇええ…！！
あたしは手に水をいっぱいつけて髪の毛のボリュームをおさえた
でももとからくせっ毛なのでそう簡単には直らない
A「……はは、もういいや」
さっきよりは落ち着いたし
ヘアゴムほしいな
今までは首にも痣がある時があったから
髪の毛結べなかったもんなぁー…
食堂に戻ると「さっきよりは髪の毛落ち着きましたね！」と春奈に言われた
そして朝食を食べて、グラウンドへ
.
ーグラウンドー
『お前自身のサッカーはどこにある？』
円堂「(やっと分かったよ。世界中の超一流選手に勝つためには…)」
ヒロト「流星ブレードV2！！！」
円堂「(自分自身の必殺技が必要だって！！)
とりゃあ！！…っうわ！！
…もう一回だ！」
久遠「やっと自分たちのおかれている状況に気づいたか…」
秋「え？
(もしかして、監督はこうなることが分かっていてパーティーに？)」
A「百花繚乱！！」
円堂「たぁぁ！！
…っぅあ！！！」
A「気合い入ってるね！円堂くん！」
そう言うと、円堂くんは少し考えて「なあA」と呼ばれる
円堂「自分自身の技ってどうやって見つけたんだ？」
自分自身の技…
あたしが身につけた“百花繚乱”みたいなモノだよね
A「うーん…
あんまり、難しく考えすぎないことかな」
円堂「考えすぎない…」
A「難しさ考えすぎてたからあたしも自分自身のことよく分からなかったし(笑
だから単純に考えたらきっと分かるはずだよ！」
円堂「単純に、か…！！
ありがとな！A！」
A「うん！
じゃあもう一発蹴るよ！」
円堂「ああ！」
A「百花繚乱！！」
円堂「(絶対に見つけてやる！
誰にも負けない。俺自身の必殺技を！！)」
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年10月23日 11時
