No.150 ロンドンパレス ページ6
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円堂「ﾊｧﾊｧｯ」
秋「完全に遅刻だわ！
せっかく招待してもらったのに！ﾊｧﾊｧ」
A「2人とも、体力大丈夫？」
すでに、息が上がっている2人
円堂「すごかったよな、アイツらのプレイ」
秋「え？」
円堂「俺、やっぱり世界に来れてよかったよ！
あんな奴らとサッカー出来るって考えたら、ワクワクする！！」
A「あたしもそれすごい思ってた！」
秋「円堂くん…A…
うわぁっ！！？」
A「秋！？」
円堂「大丈夫か？」
A「ぁ…」
しゃがんで靴を拾うと、そこにはヒールが壊れた片方の靴があった
秋「どうしよう……」
しょんぼりとした表情の秋
A「あたしおぶろうか？」
秋「え？」
A「足の裏汚すの嫌でしょ？
あたしならまだ体力有り余ってるし！」
秋「で、でもA、右手！」
A「あ…そうだった」
ガックリと肩を落とすと
それを見兼ねた円堂くんは、自分の背中に乗るよう促す
戸惑ってはいた秋だが、円堂くんの優しさに頼った秋は円堂くんの背中に乗る事になった
A「会場まであと少し！！」
円堂「ああ！
超高速ダッシュ―！！急げ急げ急げ〜！！」
あたしたちは、夕日をバックに、
ロンドンパレスまで走りつづけた
.
ーロンドンパレスー
A「ふーついたー！」
円堂「すみません！遅れました！！」
円堂くんのデカい声に、ロンドンパレスいる人たちは一気にこちらを見る
秋「ぁ…！円堂くん…！」
秋におろすように促された円堂くんは、
ゆっくりと秋の事を降ろす
するとそこに冬花がきた
冬花「秋さん、A、守くん
紹介します、こちらナイツオブクイーンのキャプテンでFWのエドガー・バルチナスさん」
ｴﾄﾞｶﾞｰ「エドガーです、よろしくおねがいします」
秋「遅くなってすみませんでした」
ｴﾄﾞｶﾞｰ「構いませんよ、花は…遅く咲くほど美しい」
この言葉を聞いて、あたしはカチーンという効果音がつくほど固まった気がする
冬花「こちらがイナズマジャパンの唯一の女性選手の立花Aです」
A「よ、よろしくお願いします」
ｴﾄﾞｶﾞｰ「頬のガーゼはどうされたのですか？」
そう言われ、エドガーの手が伸びてくる
A「っ！
…あ、とくになんでもないです！！」
そう言って、秋の後ろに隠れた
秋「大丈夫？(ﾎﾞｿｯ」
A「う、うん…(ﾎﾞｿｯ」
肩の震えをなんとかおさえる
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作者名：るぅ | 作成日時：2017年10月23日 11時
